北海道が肥料購入費補助へ約21億円予算化 農家に1t当たり3125円補助2022年6月8日
秋の肥料価格が過去最高水準となる中、北海道は農家が購入する肥料代を補助するため、補正予算案に約21億円を計上した。北海道農政課は「資材高騰の中でも肥料代の高騰は突出して高く、いち早く支援を決めた」と話しており、肥料1t当たり3125円を補助することにしている。
北海道は、農業分野での原油価格高騰や物価高騰等緊急対策として補正予算案に約24億円を盛り込み、14日に開会する北海道議会の6月定例会に提出する。同農政課によると、このうち約21億円を肥料高騰対策にあて、農業者に対し肥料1t当たり3125円を肥料購入支援金として支給する方針。
北海道農政課によると、国が総合緊急対策で肥料の輸送・保管費などへの緊急支援として事業者に100億円を支援し、このうち北海道の肥料調達に関して約20億円が割り当てられるとみられることを踏まえ、肥料を購入する農業者にも同規模の支援することを決めた。道内で約67万tの肥料が使われることを想定して1t当たりの支援金の額を決めたという。肥料高騰への対応をめぐっては国も秋に向けて農家を支援する動きがあるが、北海道は国の支援の有無にかかわらず支援金を支給することにしている。財源は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てる。
また、今回の補正予算案には、肥料高騰対策以外に、燃油高騰対策として施設園芸の省エネ機器導入支援へ約2億5000万円を計上し、無加温ハウスの整備や省エネ機器導入などに最大で半額補助する。さらに飼料高騰対策として1億円を計上し、子実コーン・飼料用米関連機械の導入に最大で半額を補助することも決めた。
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