有機肥料 「極肥料」価格据置きで販売 ねぎびとカンパニー2022年8月2日
ねぎ・野菜苗の生産・販売と肥料の開発・販売を手がける、ねぎびとカンパニー株式会社(山形県天童市)は原価高騰の中、有機肥料「極肥料」について価格据置きで販売することを決めた。
自社開発の「極肥料」「超微生物」「超有機肥料」「極液肥01」
山形県天童市で約10ヘクタールの土地でネギを栽培・出荷している同社は、2年前に東北の有機肥料メーカーと、国産の魚原料を主体とした肥料「極肥料」を共同開発し、自社のネギ栽培に使いながら、全国の農家への販売を始めたところ、「味が良くなった」「太くなった」など好評となった。今年の販売は前年比400%と好調だが、同社は、肥料の販売は本来の目的ではなく、高品質な作物を作り、高収益で持続可能な農業に変えていくことが今後、世界で戦える日本の農業に繋がると考えている。また、SDGsの流れが有機農業を後押しする中、有機肥料の普及につながるよう、値上げをしないことに決めた。
一般に魚由来の肥料といえば「魚かす」や魚粉を使ったものだが、同社が有機肥料メーカーと共同開発した「極肥料」は、国内で水揚げされた魚からとれる「フィッシュソリュブル」と呼ばれる液体の魚エキスを濃縮したものを使用。魚に含まれる天然の各種アミノ酸が豊富に含まれ、肥料としての効果だけでなく、魚が持つ旨味成分が作物の味を上げる効果がある。また、天然栄養素による土壌微生物の活性化により最近問題となっている、地力低下の改善という3つの利点がある。
ねぎびとカンパニー代表取締役の清水寅氏
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