栽培容易で色鮮やか 赤タマネギの新品種「ケルたまルビー」発売 タキイ種苗2022年8月5日
タキイ種苗は、機能性成分を含む「ファイトリッチシリーズ」の新品種で、栽培容易で色鮮やかな赤タマネギ「ケルたまルビー」の種子を発売する。
アントシアニンが豊富な赤タマネギ「ケルたまルビー」
赤と白のコントラストが料理を鮮やかに引き立てるだけでなく、食味にアクセントを加えてくれる赤タマネギ。近年伸びている中食のサラダでの利用も多く注目を集めている。一方、赤タマネギは黄タマネギに比べ品種の選択肢が少なく、熟期の遅い品種が中心であるため、同社は梅雨入り前の天候の比較的安定した時期に収穫でき、収穫時から発色に優れる赤タマネギを目標として育成した「ケルたまルビー」を発売する。
「ケルたまルビー」のサラダ
「ケルたまルビー」は、アントシアニンを従来の赤タマネギ『猩々赤』より5倍以上含み、「ファイトリッチ」シリーズ品種としてプロの生産者から、家庭菜園愛好家まで幅広く使える。また、赤タマネギとしては収穫時期が比較的早く、5月中下旬から収穫可能である中早生種。作付けの多い中生種の前に収穫でき、作業計画を立てやすい。また、玉のしまりがよく9月まで貯蔵できる。
草姿が立性で葉折れしにくいため、除草や農薬散布といった栽培管理作業が容易で、抽苔や分球の発生が少なく作りやすい品種で、外皮は赤紫色に色濃く着色し、ひときわ目を引き、内側も収穫時からしっかり着色する。食味は辛みが少なく、甘みが強いため、サラダ等の生食に適している。
「ケルたまルビー」に豊富に含まれるアントシアニンは水溶性で、煮物料理は色落ちするなど不向き。サラダなどの生食が色合いもよく、効率的に栄養成分をとれる。酸を加えると、より鮮やかな赤紫色になり食欲を刺激する赤タマネギは、酢やレモン汁を使ったピクルス、マリネなどもおすすめ。
「ケルたまルビー」のピクルス
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】てんさいの褐斑病が早発 早めの防除開始を 北海道2025年7月2日
-
知れば知るほど怖い小泉ホラー劇場【小松泰信・地方の眼力】2025年7月2日
-
JA貯金残高 106兆7563億円 5月末 農林中金2025年7月2日
-
日本の農業、食料、いのちを守る 「辛抱強い津軽農民」立つ 青森県弘前市2025年7月2日
-
「食と農をつなぐアワード」募集開始 優良な取組を表彰 農水省2025年7月2日
-
JA全農岐阜グループ会社3社 株主総会2025年7月2日
-
「北海道日高産 天然広葉樹 原板販売会」を開催 木育イベントも実施 ひだか南森林組合・リラィアブル・農林中金の連携企画2025年7月2日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」JAおきなわ食菜館「とよさき菜々色畑」へおつかい JAタウン2025年7月2日
-
日産スタジアムやランドマークプラザで「Blooming RING」配布 公式アンバサダー芦田愛菜さんの新ビジュアルも公開 国際園芸博覧会2025年7月2日
-
三菱マヒンドラ農機 ペースト施肥、紙マルチ田植機、耕うん作業機の販売強化2025年7月2日
-
外来DNAをもたないゲノム編集植物 作出を大幅に効率化 農研機構2025年7月2日
-
「2025年度農業生物資源ジーンバンク事業シンポジウム」開催 農研機構2025年7月2日
-
創立100周年記念プレゼントキャンペーン第3弾を実施 井関農機2025年7月2日
-
住友化学園芸が「KINCHO園芸」に社名変更 大日本除虫菊グループへ親会社変更2025年7月2日
-
フランス産牛由来製品等 輸入を一時停止 農水省2025年7月2日
-
【人事異動】ヤンマーホールディングス(7月1日付)2025年7月2日
-
長野県、JA全農長野と連携 信州産食材使用の6商品発売 ファミリーマート2025年7月2日
-
地域共創型取り組み「協生農法プロジェクト」始動 岡山大学2025年7月2日
-
埼玉県産農産物を活用「Made in SAITAMA 優良加工食品大賞2026」募集2025年7月2日
-
黒胡椒×ごま油でおつまみにぴったり「堅ぶつ 黒胡椒」新発売 亀田製菓2025年7月2日