トウモロコシ産地で6次産業化を支援「森町ラボラトリー」施工 太陽工業2022年8月9日
大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業は、静岡県森町の佐野ファームの食品加工工場兼コミュニティ施設「森町ラボラトリー」の設計と施工を受注し、このほど完工した。
「森町ラボラトリー」の外観
「森町ラボラトリー」は、トウモロコシ産地として知られる森町で農業を営む佐野ファームの新施設。トウモロコシ「森のおおきみ」は同社のオリジナルブランドで、直売所には、全国から多くの人が直接買いに来るほど人気がある。
今回、新たな食品加工工場として活用し、さらに地域の住民と交流を図れる「森町ラボラトリー」が完成。施工主の佐野元洋さんは「様々な人達を巻き込んで、新しいことを試しながら森町全体をもっと盛り上げたい」という意気込みで施設を作った。
同施設は、建物に膜材を活用することで、コンクリートなどを多く使う一般的な建築物と比較して、大幅に環境負荷を低減。膜は軽量で、鉄骨量を低減できるため、輸送による環境負荷を大きく削減できる。また、軽量な素材構成は、耐震性の強い造りを実現できるため、工場などの用途に最適。さらに、着工から5か月での完工により、人件費など建築コストも大きく低減した。
膜屋根下の開放的な溜まりの空間「IKOIBA」
「森町ラボラトリー」はテント状の屋根を採用。テント屋根は太陽光を約11%透過できるため、日中は照明を使わなくても太陽光で室内は明るく、昼間は照明が不要で消費電力を節約できる。自然の恵みを生かした明るい室内は、食品加工場としてだけではなく、地域を盛りあげるコミュニティの場として、また、ワークショップや関係者とのコミュニケーション、食イベントの開催まで新たな憩いの場「IKOIBA」として活用される。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日