売上高14.4%増、営業利益は18.0%減 2022年12月期第2四半期決算 クボタ2022年8月10日
株式会社クボタは、2022年12月期第2四半期の決算短信を発表した。
売上高は前年同期比1591億円(14.4%)増加して1兆2605億円となった。国内売上高は水・環境部門が増収だったが、機械部門で減収となったため、前年同期比35億円(1.1%)減の2991億円となった。海外売上高は、機械部門、水・環境部門ともに増収となり、前年同期比1,625億円(20.3%)増の9614億円となった。営業利益は値上げ効果や為替の改善などの増益要因があったものの、原材料価格の上昇や物流費の増加などの減益要因により、前年同期比265億円(18.0%)減の1210億円となった。税引前利益は営業利益の減少に伴い、前年同期比178億円(11.9%)減となり1316億円となった。法人所得税は309億円の負担、持分法による投資損益は12億円の利益となり、四半期利益は前年同期比112億円(9.9%)減の1020億円となった。親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を117億円(11.4%)下回る912億円となった。
部門別の内容は次のとおり。
◎機械部門
同部門の売上高は前年同期比16.5%増加して1兆962億円となり、売上高全体の87.0%を占めた。国内売上高は前年同期比3.0%減の1556億円となった。米価下落、経営継続補助金の終了により農業関連商品が減少したことが要因。海外売上高は前年同期比20.5%増の9406億円となった。北米では、トラクタは受注残の解消および、ディーラー在庫充足のための出荷が進み、建設機械はインフラ工事需要により堅調に推移した。欧州では、安定した市場により建設機械、エンジンを中心に増収となった。アジアは、タイでは米価低迷により稲作向け機械は低調に推移したが、畑作市場の開拓が堅調に進みトラクタを中心に農業機械が増加した。中国ではロックダウンの影響により建設機械、田植機が減少した。インドはEscorts Limited(現Escorts Kubota Limited)の連結子会社化により増収となった。同部門のセグメント利益は値上げ効果や為替の改善などの増益要因があったものの、原材料価格の上昇や物流費の増加などの減益要因により、前年同期比18.5%減少して1173億円となった。
◎水・環境部門
同部門の売上高は前年同期比4.2%増加して1527億円となり、売上高全体の12.1%を占めた。国内売上高は、建設設備向けの合成管が増加し、前年同期比2.6%増の1319億円となった。 海外売上高は、反応管やポンプの増収により前年同期比15.6%増加し、208億円となった。同部門のセグメント利益は増収効果があるものの、原材料価格の上昇により前年同期比26.6%減少して97億円となった。
◎その他部門
同部門の売上高は前年同期比14.7%減の116億円となり、売上高全体の0.9%を占めた。同部門のセグメント利益は前年同期比7.0%増加して17億円となった。
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