ネギ苗に革命「極苗2023」ねぎびとカンパニーと共同開発 カネコ種苗2022年9月16日
カネコ種苗と、ねぎびとカンパニー(山形県天童市)は、ネギの苗に革命的な変化をもたらす新シリーズ「極苗2023」を共同開発し、2023年2月に発売。これまでの束苗とほぼ変わらない価格で、生産量を大幅に増やし、店舗の廃棄ロスを大幅に減らすことができる。
セルトレー1パック(10穴)
「極苗2023」は、土がついたセルトレー型のネギ苗。一般的にトマトやナスなど、多くの野菜はポット苗で栽培されるが、ネギとタマネギは束苗が主流。だが、束苗は店頭に並べて数時間後には、しおれて葉先が枯れ、見た目が悪くなるため、廃棄ロスになるリスクが高くなる。
ねぎ苗
玉ねぎ苗
新商品の「極苗2023」は、セルトレー型の苗で、苗が店頭で長持ちし、廃棄ロスが大幅に激減。ネギを知り尽くしたねぎびとカンパニーが持つ独自の技術と、こだわりの培土と覆土を使うことで、苗をより長持ちさせることに成功した。根を切らず、そのまま植えることで、土への活着を安定させることで、一般的な束苗の活着率が50~60%程度のところ、「極苗2023」では94%(同社比)の活着率を実現した。
これまでと栽培方法は変えずに、生産量は約2倍。店舗にも大きなメリットがあり、セルトレー型で、水を与えるだけで、販売店舗での商品ロスを減らす。
「極苗2023」は、初夏どり白ねぎ、一翠太、下仁田ねぎ、九条太ねぎと、年間を通じて販売できるラインナップを展開。定番野菜のネギを、1年を通じて生産・収穫できるよう、複数の品種をセルトレー型で展開する。販売予定価格は1パック10穴(30本以上)で528円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日