「SBIR推進プログラム」に採択 "高機能バイオ炭"の研究開発を推進 TOWING2022年10月7日
名古屋大学発のスタートアップで宇宙農業の実現をめざすTOWING(愛知県名古屋市)は10月3日、生物系特定産業技術研究支援センターによる令和4年度「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」の公募に採択された。
開発・実証中の高機能バイオ炭
SBIR支援は、農林水産・食品分野で、新たなビジネス創出に向けて、スタートアップ等が取り組む革新的な研究開発を支援する事業。同社は、環境に配慮した人工土壌「高機能ソイル」技術をベースに、地球における循環型農業の発展と宇宙農業の実現をめざしている。
高機能ソイルは、植物の炭等のバイオ炭(多孔体)に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて適切な状態で管理してつくられた人工土壌。農研機構が開発した技術とともに、バイオ炭の前処理、微生物培養等に係るTOWING独自の技術を融合して実用化した。
コア技術の高機能ソイル
持続可能な農業実現のため、化学肥料から有機肥料中心の栽培転換、脱炭素に向けた農地への炭素貯留が世界中で求められる中、同社はこの事業において、農地に対して有機肥料の分解に必要な硝化菌叢を効率的に定着でき、N2O分解・CO2固定菌叢の追加により高効率な炭素固定性能を実現可能な"高機能バイオ炭"の研究開発に取り組む。従来のバイオ炭よりも炭素固定をより効率的に実現でき、収量向上も実現可能な、"高機能バイオ炭"の実現と普及につなげる。
なお、同社は、高機能バイオ炭の農地施用・栽培実証や、宙苗(そらなえ)の定植・栽培実証に共に取り組む、実証パートナー様を募集中。問い合わせは以下のフォームから。
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