マイクロソフト社のスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択 サグリ2023年1月19日
農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業のサグリは1月18日、マイクロソフト社が提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことを発表した。
食料自給率が低く70%を海外に依存する日本は、国内では農家離れが深刻化しており、この50年間で農家は80%減少。その理由のひとつに農家ごとの農地が小さく分散しているため管理効率が悪く収益化しづらいという現状がある。今後、大規模な生産法人による持続可能な農業が求められ、農地をまとめて効率よく農業を行える基盤が必要となる。それを取りまとめる行政の役割は大きいが、広大な農地の状況を管理するために毎年、目視で調査を行い、紙台帳や紙地図を用いるなどDX化の遅れが目立つ。
サグリはこうした現状を踏まえ、広大な農地を地球から観測でき過去にまで遡ることもできる衛星データとAIを活用したサービス「アクタバ」を展開。作付け調査を効率化できる「デタバ」や農家様の土壌分析を行える「sagri」などを開発し農業のDX化への貢献を目指している。
今回、Microsoft for Startupsの採択を受け、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Azure」を活用できるようになった。特に、AIの深層学習に関するトレーニングや、アルゴリズムの精度検証にAzureを利用することで、同社の技術の開発をより一層加速させる。また、マイクロソフト社が展開するAzureSpaceとの連携も視野に入れ、衛星データ利用分野でのクラウド活用も促進。さらなる衛星データとAIを通じたサービス向上に努める。
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