AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」ハウス地上部の環境モニタリングセンサーをリリース2023年3月24日
ルートレック・ネットワークスは、同社が提供するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を導入するユーザーと開発した、ハウス栽培における地上部環境のモニタリングセンサーを販売開始。「ゼロアグリ」の管理画面上で、土中の水分や肥料等の地下部環境だけでなく、温度、湿度、CO2など地上部の環境も合わせて見える化できるようになった。
スマート農業システムの普及においては、特に「経営規模に応じた投資対効果」という観点で見ると、国内の施設園芸における97%がパイプハウスを導入しているにも関わらず、パイプハウス向けに安価に導入できるスマート環境制御機器が少ないという現状にある。また、ハウス内に設置された各種システムの互換性が無く、生産者はそれぞれのシステムを確認制御する必要があり、非効率的だった。
「ゼロアグリ」では、パイプハウス向けのスマート環境制御機器として、これまで地下部を中心とした機能を提供してきたが、今後は包括的に農家をサポートできるスマート農業システムとして機能開発を進める。
第一弾の取り組みとして、これまで要望の多かった「ゼロアグリ」による地上部のモニタリングセンサー実装を、「ゼロアグリ」のユーザーで、ノートク・バンガードデバイス社の長嶋智久氏と共同開発。パイプハウスの生産者をターゲットとした安価な地上部センサーを提供することで、よりコスト対効果の高いスマート農業システムの導入が可能となる。
長嶋氏は「自分自身がゼロアグリユーザーであり生産者であることで、現代のパイプハウスの生産者の細かなニーズを理解していた。今回ルートレック・ネットワークスとスマート農業のビジョンに関して、多くの想いを共有することができ、地上部センサーというデバイスとして具現化することができた」とコメントしている。
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