天然由来の土壌改良剤「低分子キトサン」モニター募集 ショウワ2023年4月7日
業務用食器洗浄機などを製造する機械メーカーの株式会社ショウワ(兵庫県尼崎市)は、新規事業の一つである「キトサン事業」で、北海道大学との共同研究で"キトサン"の分子量域を低分子と高分子に分画することに成功。そのうちの低分子溶液のサンプルを使い、成長過程をレポートできるモニター5人を募集する。
同社は、2021年から秋田県に新たな研究所を立ち上げ、農業分野事業への足がかりとして、キトサンを利用した土壌改良剤を開発している。
「キトサン」は、エビやカニ等の甲殻類の上皮等から抽出されるキチンからアセチル基を取り除いた物質で、その高い抗菌効果が知られている。1980年代にはキチン・キトサンの抗菌性を活用した各種製品の開発に国内多数のメーカーが着手したが、その後衰退し2000年頃になると数社を残すまでに減少。その理由は自然由来であるがゆえに、品質の均質化が困難であった点が考えられる。
同社は北海道大学の戸倉清一名誉教授との共同研究開発で、キトサンを酸で溶解し、その後アルカリ物質の投入による中性化の過程で低分子と高分子への"分画"に成功。同一の原料でありながら、分子量の違いで相反する作用が具体的に確認された。
現在、社内や農家の協力で、水耕栽培・露地栽培の両面でフィールド実験を実施。低分子を利用した商品展開の研究を進めており、製品化に向けて、同社開発の低分子キトサンを使いレポートに協力できるモニターを募集している。
低分子キトサン
◎モニター募集概要
応募締切:4月20日 23時59分
人数:応募条件を満たした先着人
【申込条件】
・農業分野に関わる人
・サンプルを使用後、成長過程をレポートできる人
・同企画に関する写真・動画や感想・意見を、ショウワのWEBサイトまたは公式SNS、各種メディアへ無期限で掲載使用許可できること
【応募方法】
<Aパターン> Twitterで応募
ショウワ公式アカウント(@Corp_showa)をフォローし、同内容の投稿をリツイートする
<Bパターン> 応募フォームから応募
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