水稲の有機栽培で除草作業に「アイガモロボ」を導入、小学生がICT教育のモデル授業で体験 北杜市2023年6月22日
山梨県北杜市は、同市立武川小学校5年生の授業で、武川米の作付けを行っている。有機農業にチャレンジすることになった今年度は除草作業の短縮化を図る「アイガモロボ」を活用。授業では「アイガモロボ」を動かすためのプログラミングを活用した、ICT教育のモデル授業を実施し、子どもたちが自らプログラミングした「アイガモロボ」を田んぼに投入し、農業が抱える問題を最先端技術で解決する喜びを体験した。

北杜市では、令和5年3月に「オーガニックビレッジ宣言」し、有機農業の推進に取り組んでいる。また、この宣言の実現を図るために、北杜市、梨北農業協同組合および井関農機株式会社がオーガニックビレッジに関する連携協定を締結した。
有機米デザイン株式会社が開発し、井関農機株式会社が販売する「アイガモロボ」は、水稲の有機栽培において重要課題である除草対策において、雑草の繁殖の抑制が可能であり、北杜市が推進している有機農業の面積拡大という課題の解決策の一つとして、活躍が期待されている。

こうした中、有機農業の普及を推進していくには、生産や消費の拡大も必要であると共に、次代の担い手である子供たちへの理解の促進が必須。武川小学校において従来から実施されていた総合的な学習の稲作体験において、スマート農業やICT教育、有機農業の推進を図ることを目的に、有機米デザイン株式会社が実施する「アイガモロボ」を活用した教育事業(ICT教育や有機農業の普及)を実施した。

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