日本産米輸出の取り組みが「輸出に取り組む優良事業者表彰」において農林水産大臣賞を受賞 クボタ2023年12月14日
株式会社クボタは「令和5年度 輸出に取り組む優良事業者表彰」において、最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞した。国内のコメの需要量が減少し続ける中、日本農業の支援を目的として2012年に日本産米の輸出事業を開始し、10年以上にわたり日本産米の市場創造と販路拡大に貢献してきたことが評価された。
受賞式の様子
「輸出に取り組む優良事業者表彰」は、農林水産物・食品の輸出に向け、顕著な実績を挙げている事業者に対して表彰を行い、取組内容を広く周知することによって、我が国の農林水産物・食品の輸出を促進するもの。「輸出規模」「成長性」「イノベーション」「定着性」「波及効果」の項目で審査が行われる。
同社の日本産米輸出事業は、日本から玄米を輸出し、香港とシンガポールに設立した子会社で保管・精米・販売まで担う一貫体制を確立している。新鮮な日本産米を安定的に需要地に供給することが可能で、2012年に事業開始して以来、海外のレストラン向けなどを中心に、着実に事業を成長させてきた。2022年までの10年間で当社の累計輸出量は3万トンに達し、日本産米の市場創造と販路開拓に貢献してきた。これらのことが評価され「令和5年度 輸出に取り組む優良事業者表彰」を受賞した。
また、これまでの輸出先はアジア地域に限定されていたが、新たに米国ハワイ州に子会社を設立し、2024年春に日本産米の販売を開始する。同社は、今後も日本産農産物の輸出拡大と、日本農業の振興に向けて尽力していくとしている。
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