ハワイに日本産米の輸入・精米・販売会社を設立 クボタ2023年12月14日
株式会社クボタは、米国ハワイ州オアフ島に日本産米の輸入・精米・販売会社「Kubota Rice Industry (Hawaii) Inc.」(以下、クボタハワイ)を設立した。
■背景とねらい
日本から輸入した玄米を現地で精米し顧客にお届けすることで、新鮮でおいしい日本産米の魅力を伝え、日本産米の輸出拡大に貢献していく。
同社は日本産米の海外販路拡大を通じて日本の農業に貢献することをめざし、2011年に香港に久保田米業(香港)有限公司、2013年にはシンガポールにKubota Rice Industry (Singapore) PTE. Ltd.を設立した。日本から輸入した玄米を現地で精米・販売することで、レストランを中心に新鮮でおいしいコメの味を現地で広め、2022年には約5,300tの日本産米を輸出した。
日系人も多いハワイの一人当たりのコメの消費量はアメリカのなかでもトップクラスにあり、今後も需要が拡大していくことが予想される。また、グルテンフリーの点から、白米に加えて米粉などの需要も期待される。一方で、ハワイには稲作はなく、消費するコメの全量をアメリカ本土からの移入や輸入に頼っている現状がある。
このたび同社は、クボタハワイを設立し、2024年春からハワイ州内で日本産米の輸入・精米・販売を開始する。日本で生産された安心・安全でおいしいコメを現地で精米して新鮮な状態でお客様に届けることにより、日本産米の需要を喚起していく。将来的なアメリカ本土への進出も視野に、日本産米の輸出拡大に貢献していく。
■クボタハワイの概要
社名:Kubota Rice Industry (Hawaii) Inc.
設立年月日:2023年4月6日
所在地:米国ハワイ州オアフ島ホノルル市
事業内容:日本産米の輸入・精米・販売
年間精米能力:900トン
事業開始(予定):2024年春
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(148)-改正食料・農業・農村基本法(34)-2025年6月28日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(65)【防除学習帖】第304回2025年6月28日
-
農薬の正しい使い方(38)【今さら聞けない営農情報】第304回2025年6月28日
-
【特殊報】ウメにクビアカツヤカミキリによる被害 県内で初めて確認 三重県2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(1)2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(2)2025年6月27日
-
大人の食育を推進 官民連携食育プラットフォームが設立総会 農水省2025年6月27日
-
全農 備蓄米 出荷済み20万t超える 進度率7割2025年6月27日
-
食品ロス 国民1人当たり37kg 3万1800円損失 2023年度2025年6月27日
-
5月の米の家庭内消費、前年同月比で減少幅拡大 米価高騰が消費冷ます 米穀機構2025年6月27日
-
(441)「とんかつ」はなぜ各国で愛されているのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月27日
-
【JA人事】JA松山市(愛媛県)阿部和孝組合長を再任(6月20日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAめぐみの(岐阜県) 新組合長に渡邉健彦氏2025年6月27日
-
【JA人事】JA木曽(長野県)新組合長に亀子宗樹氏(5月29日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAおちいまばり(愛媛県)渡部浩忠理事長を再任(6月25日)2025年6月27日
-
【JA人事】JA仙台(宮城県)藤澤和明組合長を再任2025年6月27日
-
果樹王国和歌山から旬を届ける「みのりみのるマルシェ」東京・大阪で開催 JA全農2025年6月27日
-
伊藤園と共同開発「ニッポンエール 栃木県産にっこり梨SODA」新発売 JA全農2025年6月27日
-
【役員人事】農協観光(7月1日付)2025年6月27日
-
【生乳需給で中酪要請】酪農9700戸割れ 家族経営支援に重点、離農高止まりに危機感2025年6月27日