マルチうねにも植付可能な乗用型じゃがいも植付機を新発売 井関農機2024年1月10日
井関農機株式会社は、マルチうねでも植付可能な国内初の乗用じゃがいも植付機を2024年1月 より発売する。
VH103-90JLLXQ
じゃがいもは北海道を中心に鹿児島・長崎・茨城・千葉等全国で栽培されており、歩行型半自動野菜移植機じゃがいも仕様は鹿児島を中心に全国で販売され一定の需要がある。
また、水田フル活用による裏作の増加や大手菓子メーカーによる国内産じゃがいもの安定調達に対する契約栽培も展開され、安定した需要が今後も続くと考えられている。
一方で、大規模生産者からは乗用タイプで少しでも楽に作業を行いたい、マルチを張ったうねにも対応した機械が欲しいという要望が挙がっていた。
そこで同社は要望に応え、国内初となるマルチにも対応した乗用じゃがいも植付機を開発。真冬の厳しい寒さの中、ぬかるんだほ場を歩行型じゃがいも植付機で植付をする地域などでの活用が期待される。
作業の様子
◎主な特長
1)マルチうねでも座ってラクに植え付け
(1)乗り降り簡単、イージーライダー(フロア・シート)を搭載
マルチうねでも乗って座って楽に作業が行えるフロア「イージーライダーⓇ」を搭載し。イージーライダーは後方、または横からも乗り降りすることができる。 また、旋回時にはフロアは自動でリフトしますので、歩行型じゃがいも植付機と同じ操作で旋回することが可能。
(2)種イモシューターで投入をアシスト
種イモシューターで種イモのカップ投入をアシスト。種イモをカップの近くまで寄せられるので座ったままでも安定した高能率作業が可能。
2)高能率
ミッションギア関係を見直し、植付速度を上げることで作業能率が7パーセント向上。また、種イモシューターによって種イモ投入作業が行いやすいため、スピードを上げての作業が可能。
3)高い基本性能
(1)ぬかるんだほ場でも高い走破性を発揮
フロア下部の車輪も駆動するため四輪駆動となり、ぬかるんだほ場でも高い走破性を発揮。
(2)うねガイドローラ標準装備
マルチうねへの機体追従性を高めるために、うねガイドローラを標準装備。旋回時は自動で上昇しますのでうねを傷めない。
4)使いやすさ
種イモを直接機体に溜められる種イモプールが標準装備。約40キログラムの種イモが入るので補給無しで約100メートルの往復作業が可能です。種イモプールから直接種イモシューターに種イモを流すことができ、種イモ供給をスムーズに行うことができる。 また、種イモプールは前後傾斜の角度調節が可能なだけでなく、プールからシューターまでの種イモの流し方を調節できる。 プール内に残った種イモは、種イモプール前面を外し、簡単に排出することができる。残った種イモを入れる際や、種イモをプールに投入する際にコンテナを置く補助台も装備。
◎発売型式と希望小売価格(税込)
「ナウエルナナ」PVH103-90JLLXQ 1,510,300円
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(91)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(2)2024年5月4日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(9)【防除学習帖】 第248回2024年5月4日
-
土壌診断の基礎知識(18)【今さら聞けない営農情報】第248回2024年5月4日
-
(382)「ファミリー・ビジネス」の生き残り【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月3日
-
むらの掟【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第289回2024年5月2日
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日