欧州・オセアニア向け乗用モーアを新発売 井関農機2024年1月11日
井関農機株式会社は、モデルチェンジした欧州・オセアニア向け集草専用乗用モーア SXG324・327と今回追加設定した刈放し専用(K)型式を新発売すると発表した。
海外向け乗用モーアSXG327
公園や住宅地など緑地での草刈りを中心とした欧州景観整備市場において、SXG3シリーズは性能面や、ほ場への適用性の高さから、プロユーザーを中心に人気を博している。
今回発表されたSXG324(20馬力)、SXG327(22馬力)、刈放し専用型式の設定(K型式) では、従来機の基本性能を踏襲しながら、デザイン変更、更なる操作性の向上、エンジン馬力アップを実施した。
◎特徴
1)デザイン
上位クラスの欧州向けフロントモーアと同じファミリーイメージをもつデザインに統一。
2)操作性・利便性の向上
(1)ジョイスティックレバーの採用と右側集中レバーレイアウト
従来機では左側に配置していたモーアデッキ、コレクタリフトおよびダンプを操作する ための独立した3本のレバーを、ジョイスティックレバー(コレクタリフト・ダンプの操作)とモーアデッキ操作レバーの2本とし、右側での集中作業レバー化により、作業性が向上。
(2)チルトステアリングの採用
チルト機構の採用により、ハンドルの位置を自由に設定することが可能。
(3)モーア駆動のスイッチ化
モーア(草刈り装置)駆動がスイッチでON/OFFの変更が可能に。
(4)USBソケット、カップホルダーの標準装備
スマートフォンの充電に便利なUSBソケットとカップホルダーを装備。
(5)オートクルーズの標準装備
作業中の速度を一定に保つことができ、長時間作業も快適に行うことが可能。
3)高い作業性能
(1)エンジン馬力
好評の高トルクは継承しつつ、馬力をアップ(19→20馬力、21→22馬力)することで、さらに余裕のある作業を実現。
(2) 最高速度アップ
従来機より最高速度を2km/h以上アップ。これにより、作業時間短縮も期待。
- (従来機)SXG323:14.4km/h → (今回)SXG324:16.6km(+2.2km/h)
- (従来機)SXG326:16.3km/h → (今回)SXG327:19.0km(+2.7km/h)
(3)コレクタ容量アップ
ハイダンプコレクタでは600Lから650Lに、ローダンプコレクタでは550Lから590Lに容量をアップ。
(4)コレクタのリフト速度の向上
コンテナリフトに要する時間を33%短縮することによって、作業効率が向上。
(5)コレクタダンプ高さアップ(SBC650のみ)
従来の1940mmから2000mmにコレクタのダンプ高さがアップし、トラックなどへの草排出がし易く。
(6)ロプス折りたたみ時の高さの見直し
従来機よりロプスの折れ点を150mm低くすることにより、入口が低い倉庫への進入や、バンへの搭載を容易に。
4)HVO燃料に対応した高い環境性能
欧州では、軽油と混合されたバイオディーゼルから、より環境負荷低減効果の高いHVO燃料(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化植物油)への転換が進みつつある。 SXG324、327では、HVO燃料に対応したエンジンと燃料ホースを搭載することにより、CO2排出量削減など環境にも配慮。
5)刈放し専用型式の設定(K型式)
刈放し専用型式(K型式)および48・54インチのリアディスチャジーモーアを設定。集草をしない刈放し作業にも対応。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(169)食料・農業・農村基本計画(11)世界の食料輸出市場と主要輸出国の動向2025年11月22日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(86)無機化合物(求電子剤・銅)【防除学習帖】第325回2025年11月22日 -
農薬の正しい使い方(59)生態に合わせた害虫防除の考え方【今さら聞けない営農情報】第325回2025年11月22日 -
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 府内のミカン園などで初確認 京都府2025年11月21日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】経済統計は見方と使い方が肝要 国富の中の格差に目を2025年11月21日 -
農業法人「奥松農園くにさき」が破産 負債5.5億円 補助金事業の施設に海水侵入2025年11月21日 -
国産米重視が83.4%「2025年お米についてのアンケート調査」日本生協連2025年11月21日 -
シャインマスカット苗の「違法販売」防げ 注意喚起、商品削除...農水省とフリマ業者、対策に注力2025年11月21日 -
AI×アジャイルでアプリ開発 JAグループ若手が成果発表「Nexus Craft Lab 2025」2025年11月21日 -
(462)穀物が育んだ人類の知恵【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月21日 -
JA常陸「茨城県産 笠間の栗」予約販売中 JAタウン2025年11月21日 -
濃厚な甘さとフレッシュな果汁「国産温州みかんフェア」21日から開催 JA全農2025年11月21日 -
食べて知って東北応援「東北6県食材フェア」22日から開催 JA全農2025年11月21日 -
百名店監修みやぎ米レシピを提供 デリッシュキッチン・食べログとコラボ JAグループ宮城2025年11月21日 -
若手職員がキャリア自律を考える「3県合同キャリアワークショップ」開催 JA愛知信連2025年11月21日 -
JA三井リース ベイシア前橋みなみモール店のオンサイトPPA事業者として参画2025年11月21日 -
農林水産業の持続的発展へ金融・非金融で支援 サステナブル・ファイナンスは10兆円超 農林中金2025年11月21日 -
「乾田直播栽培技術標準作業手順書」新たな地域版6編を公開 農研機構2025年11月21日 -
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」出展 井関農機2025年11月21日 -
半導体用プロセスケミカル企業AUECC社 買収に合意 住友化学2025年11月21日


































