高出力・高馬力・ハイパワーエンジン搭載 新型トラクタを発売 井関農機2024年1月11日
井関農機株式会社は、大規模畑作、畜産市場向けに排出ガス規制欧州ステージⅤ対応エンジンを搭載し作業性を高め、さらには居住性・操作性を向上させた新型トラクタ、BIG-Tシリーズを2023年10月より発売している。
トラクタBIG-T8S
この度発売になったBIG-Tシリーズは、6気筒エンジン及び4気筒エンジンを搭載した大型トラクタで、北海道を中心に畑作、畜産市場で重作業・複合作業で高い能力を発揮し好評を博している。
今回発売になったのは、ヰセキトラクタ BIG-T 5S,6S,7S,8Sシリーズ。T8Sシリーズでは同社のトラクタとして最も出力の大きい305馬力のクラスをラインナップ。新エンジン、新キャビン等、様々な設計変更と更なる進化を繰り返し、より力強い作業と快適な作業空間を実現した。 T7S、T6S、T5Sにおいては、欧州の排出ガス規制であるステージVに適合したエンジンを搭載し、更なる操作性向上を織り込んでモデルチェンジした。
◎主な特長
1)NEWエンジン
(1)高出力、高馬力エンジン搭載
T8Sは7.4L、T7Sは6.6L の6気筒大排気量エンジンを搭載。 (T6Sは4.9L、T5Sは4.4Lの4気筒エンジンを搭載。) 低回転域での最大出力を実現し、粘り強い作業と燃費向上、低騒音、低振動を実現。
(2)排出ガス規制欧州ステージV対応エンジン搭載
後処理装置として、「DOC(酸化触媒)」と「SCRシステム」に加えて、「DPF」を追加することで最新のエンジン派出ガス規制に対応し、クリーンな排気を実現した。
2)NEWキャビン(T8Sシリーズ)
(1)4柱フレームキャビン
4柱フレームのキャビンを採用し、快適性、断熱性、冷却効率を向上。キャビン容量は約 3.4㎥。ガラス面積は 6.6㎡と広い空間を確保しており、高い快適性と視認性を確保。
(2)新エアコン
14か所の吹出し口を配置し、回転ノズルを採用。オペレーターの周辺にリフレッシュな空気の流れを導く。
(3)新メーターパネル
メーターパネルはキャビン右前方のピラーに配置し、前方の視認性向上を図った。また、縦型の高解像度な大きなカラー液晶パネルを採用しており、重要な情報も素早く認識できる。表示の切替えは回転ノブダイヤルにより直感的に操作でき、トラクタの情報が見やすくなった。
3)充実装備
(1)NEWマルチパッドレバー(X,F型)
1本のレバーで多彩な機能をコントロール可能。使いやすく、快適かつ効率的な操作が行える。また、マイクロジョイスティックで外部油圧2系統が操作可能になった。
(2)NEWデータトロニック5(X型)
9インチタッチスクリーンを採用し、大型で見やすくジョグダイヤルとタッチパネルの両方で操作が可能。外部油圧において、各操作スイッチの割りあてを自由に設定できる。
(3)ISO-BUS対応
トラクタと作業機を共通の規格(ISO)で通信。これによりコントローラの省略やトラクタの車速情報などを作業機へ送信することで効率的な作業をサポートする。X型は標準装備、またはP0(データトロニック5)のオプションとセットで装備。
(4)保温冷庫(T8S)
インストラクターシートの下部には、エアコンの空調を使用したクーラーボックスが設けてあり、オペレーターは適切な水分補給が可能。
◎希望小売価格(税込)
オープン価格
重要な記事
最新の記事
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日