ヰセキ欧州・オセアニア向けトラクタ新発売 井関農機2024年1月15日
井関農機株式会社は、フルモデルチェンジした欧州・オセアニア向けトラクタTM4230・4270とトラクタの乗り越えに対応することで着脱を容易にさせたモーアデッキSSM54、SMM54、SRM54、SSM60を2024年3月に発売する。
欧州・オセアニア向けトラクタTM4270
欧州・オセアニア向け商品のボリュームゾーンであるTMシリーズは、景観整備プロユーザーからホビーファーマー・プライベートユーザーまで幅広く使われてる。今回のフルモデルチェンジでは、仕様装備や基本性能を大幅に見直し、純正キャビンや乗り越え対応モーアデッキの設定等、市場要望に応えた。
◎主な特長
1)デザイン
斬新さと高級感を持たせたデザインに一新。また、エンジンフードを従来の分割式から1ピースフルオープン変更。エンジン回りの点検が必要な箇所にアクセスしやすくなり、日々のメンテナンスが容易に。
2)基本性能の向上
(1)油圧揚力の向上(TM4230オプション、TM4270標準)
油圧揚力を従来機から150%アップし、装着できる作業機の種類が多様に。
(2)純正キャビン(HST仕様のみ)
新設定された純正キャビン仕様は、市街地の歩道や公園の遊歩道・入口ゲートなど狭いスペースでの作業を考慮し、高さと幅を抑えたコンパクトなサイズで、エアコン、LEDワークランプ、フロントワイパー間欠機能、リヤガラス熱線等を装備。
(3)最高速の向上(HST仕様のみ)
最高速度25km/hを実現。公道走行や作業場所への素早い移動が可能。
(4)エコノミーPTO(HST仕様のみ)
エンジン回転数を抑えた作業ができるエコノミーPTOを装備により、住宅地などで求められる騒音低減や、さらに低燃費作業も可能に。
3)使い勝手の良さ
(1)チルトステアリングの採用
チルト機構の採用により、ハンドル位置を自由に設定可能。
(2)オートPTO・外部PTOスイッチ(HST仕様のみ)
前進時に自動的にPTOがONになるオートPTOにより、冬季での路上融雪剤散布の際にオペレーターはPTOスイッチを操作することなく作業が可能。また、トラクタ停止時にもPTOをONさせる定置PTO作業に対応すべく、着座しなくても操作ができる外部PTOスイッチを装備。
(3)ジョイスティック付型式の設定
フロント作業機を操作できるジョイスティック式外部油圧取出し付型式を設定。
(4)USBソケット、12Ⅴソケットの標準装備
スマートフォンの充電に便利なUSBソケットと電源取り出し用の12Ⅴソケットを装備。
4)HVO燃料に対応した高い環境性能
欧州では、軽油と混合されたバイオディーゼルから、より環境負荷低減効果の高いHVO燃料(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化植物油)への転換が進みつつある。HVO燃料に対応したエンジンと燃料ホースを搭載することにより、CO2排出量削減など環境にも配慮。
5)乗り越え対応モーアデッキ型式の設定
従来機では、モーアデッキを着脱するにはトラクタ横から押し込む作業が必要だったが、新型では、モーアデッキをトラクタ前輪で乗り越えることで、モーアデッキの着脱が容易になり、点検や整備もし易くなった。また、コラム下に草刈高さ調節ダイヤルを配置し、オペレーターは着座したまま草刈高さを調節することが可能。
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