航空自衛隊へ「マッスルスーツ」14台を導入 イノフィス2024年4月4日
東京理科大学発ベンチャーのイノフィスは、航空自衛隊百里基地へ、「マッスルスーツ」14台を納品。同基地での物資の運搬や機体翼面の整備における身体的負担感を軽減するために導入された。
このほど百里基地に導入されたのは、衣服のような着け心地で、中腰作業を1日中アシストする「マッスルスーツSoft-Power」を10着、圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮する「マッスルスーツEvery」を2台、腕上げ作業をガススプリングでしっかりアシストする「マッスルスーツGS-ARM」を2台の、計14台。
同社のアシストスーツは、2023年9月6日に行われた防衛、経済産業両省による、安全保障分野への先端技術の活用を探るためのスタートアップとの意見交換会をきっかけに、航空自衛隊百里基地へ導入されることになった。航空自衛隊百里基地は、首都圏にある唯一の戦闘航空団 (戦闘機を運用する編制部隊) を擁する基地で、約1500人の隊員が、日夜、練成訓練に励んでいる。「マッスルスーツ」は、自衛隊の機動的な展開や重い物資の早い輸送などの活用が見込まれる。
アシストスーツは、モーターによるアシストや人工筋肉、バネの反力等による荷重分散効果により、重量物の持ち上げ・下げ時に身体にかかる負荷を軽減する目的で開発された商品。物流、建設、製造、農業、医療、介護など様々な業界において、人の手による作業が必要な現場での身体負荷を軽減できる。また、人手不足や高齢化が深刻な社会課題として顕在化する中、作業時間の短縮や業務効率化、高齢者・女性の就労支援に繋がる一助として、アシストスーツ市場の拡大が期待されている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日