「農機具王」12期の売上が過去最高額 グループ全体で42.5億円達成 リンク2024年4月5日
中古農機具の買取販売専門店「農機具王」を全国で33店舗展開している株式会社リンクは、12期のグループ全体の決算を発表。売上高は、前年同期比16%増の42.5億円となった。
同社の2023年度12期の業績は、グループ全体で売上高42.5億円(前年同期比116%)。12期の目標売上を達成し、売上高として過去最高額を更新した。
2023年3月には全国23店舗目となる農機具王兵庫店(兵庫県加東市)を出店。総務省などの調査で、令和2年の農業経営体数が3万8302経営体で全国第5位、集落営農数が907集落営農で1位の兵庫県で買取対応を強化したことが、売上増加につながった。
また、これまで買取のみを専門としていた福島買取営業所、秋田市買取営業所、栃木買取営業所を、販売機能を併せ持つ店舗へ変更。具体的には、福島須賀川店、秋田横手店、栃木店へとそれぞれの業務を拡大したことで、それぞれの地域における市場のニーズに更に深く対応することが可能となった。
買取だけでなく販売も行うことで、顧客は中古農機具の売却とともに、必要に応じて質の高い中古品を購入できるようになった。一回限りではない継続的な関係を築けるようになり、顧客満足度の向上にもつながった。また、販売機能の追加は、新たな顧客層の開拓にもつながった。
ヤフオク!内で運営している「リンク WEB SHOP」は、ヤフー主催の「ヤフオク!ベストストアアワード2023」で、部門賞「DIY、農業機械部門2位」を受賞。この受賞により、「リンク WEB SHOP」への安心感・信頼感が高まった。また、受賞記念セールの開催により、利用者が増えインターネットでの売上も好調だった。
さらに、各店舗のSNS戦略を強化。インスタグラムでの新商品の紹介やイベントの告知、顧客との直接的なコミュニケーションを通じて、オンラインでの顧客エンゲージメントを高めてきた。このデジタルマーケティングの取り組みは、特に若い世代の顧客に対して効果があり、オンラインとオフラインの相乗作用を生み出した。
重要な記事
最新の記事
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日