業界の垣根を超えた新しい農業の形へ マクニカと協業開始 タカミヤ2024年5月17日
足場をはじめとする仮設機材の総合プラットフォーマーとして、建設業界を支えるソリューションを提供する株式会社タカミヤは5月16日、株式会社マクニカと、農業分野における業務提携を行うことに合意。協業を開始することを発表した。
タカミヤは、農業における全てがわかる総合農業パークとして「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」を設立。新しい技術・商品の開発、農業予備校としてのトレーニングファーム、ダイバーシティマネジメントなど、各業界のパートナー企業や大学研究機関が集結しあらゆる視点からの農業を確立をめざしている。一方、マクニカは、フード・アグリテック事業で、日本の食文化を守り継承する植物工場の社会実装に取り組んでいる。また、オープンイノベーション拠点「Food Agri Tech Incubation Base」を設立し、再現性の高い農業を実現する環境制御型農業のサービス開発を進めている。
協業により今後は、「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」に次世代植物工場コンテナを導入し、タカミヤが運営と情報発信を行う。また、マクニカは、「TAKAMIYA AGRIBU SINESS PARKへCPS(サイバーフィジカルシステム)」を活用した環境制御型農業の技術開発・実装に協力。「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」へ参画するパートナー企業と共に、アグリプラットフォームの構築を推進する。
協業にあたり、タカミヤ アグリ事業部長の岡本裕之氏は、「今回の協業は、『日本の農業を強くしたい』『日本品質の農業を世界へ』を標榜する当社のアグリ事業の想いを大きく加速させるもの。TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARKを、両社のリソースを化学反応させるラボとして位置づけ、世界の農業に「驚きと感動」を継続的に届けていきたい」とコメント。また、マクニカ テクスター カンパニー プレジデントの千賀航二氏は、「両社のグローバルフットプリントを活用した海外展開を積極的に進め、日本の農産物及びアグリテックソリューションをパッケージとして、旺盛な海外需要を取り込んでいきたい」と話している。
両社は5月22日~24日、グランメッセ熊本で開催の「J AGRI(旧:農業WEEK)」で共同出展し、持続可能な農業を創り上げるための各社のビジョンや取り組みを紹介する。
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