サカタのタネ スペイン子会社がアルメリアで新本社の起工式を実施2024年11月26日
サカタのタネの子会社で、スペインのSakataSeedIbericaS.L.U.は11月19日、アンダルシア州アルメリア県で新本社建設の起工式を開催。日本の中前隆博駐スペイン大使、ビカル市のアントニオ・ボニーリャ市長、同社の坂田宏社長が出席し、新本社の重要性や可能性について語った。
19日にアンダルシア州アルメリア県で行われた起工式。
左からハビエル・ベルナベウ氏、ボニーリャ市長、坂田社長、中前大使
基礎石の記念碑
起工式にともなうイベントでは、サカタのタネの社員や関係者の祝福のメッセージを「ベストウィッシュボックス」に入れ、新本社の成功を願った。坂田社長は「このアルメリアという、最もダイナミックな種子市場において次のステップを踏み出す時が来た。新本社はイノベーションの新たな拠点となり、チーム間の協力を促進し、将来の大きな進展と成果をもたらすと確信している」と述べた。また、中前大使は「人口増加や地球温暖化の課題に取り組む上で、サカタが果たす役割は重要になっていく。スペインと日本の良好な関係がこの新本社建設プロジェクトを支えている」と強調した。
アルメリアのある地域は、ヨーロッパの種苗産業において最も重要な市場の一つで、新本社はサカタグループのビジネス戦略において重要な拠。トマト、ペッパー、キュウリ、ズッキーニ、メロンなどの品種開発が行われる。
ビカル市のアントニオ・ボニーリャ市長は「サカタの本社プロジェクトのように、多くの園芸関連企業が集積しているおかげで、アルメリア地域は世界的に重要な知識と研究の拠点の一つ。サカタがアルメリアでの本社建設にあたり、ビカル市を選ばれたことを誇りに思います」と述べた。
最後に、SakataSeedIbericaゼネラルディレクターのハビエル・ベルナベウ氏は、「アルメリア研究農場の設立は、重要なマイルストーンだったが、今、私たちにとって重要なのは過去ではなく未来。未来はまだアイデアの段階だが、今この『タイムカプセル』に新本社への私たちの希望を込めて、未来に敬意を表したい」と話した。
出席者とSakataSeedIberica社員がメッセージや願いを投函した「ベストウィッシュボックス」は密封され、記念碑の中に納められた。新本社は2026年に竣工予定。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】サトウキビにイナゴ類 奄美地域でやや多発 鹿児島県2025年8月19日
-
【注意報】ネギ、野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月19日
-
【注意報】ダイズ吸実性カメムシ類 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月19日
-
JAのコスト低減や販売努力 農業者の「肯定評価」2割強 農水省2025年8月19日
-
コシヒカリ2.9万円 JA福井県 「作柄不安で市況一変」2025年8月19日
-
米の店頭価格 2週ぶり上昇 5kg3737円 農水省発表2025年8月19日
-
あきたこまち新米集荷合戦ヒートアップ【熊野孝文・米マーケット情報】2025年8月19日
-
「あきたこまち」の生育は順調、収量は平年並み 初出荷式開く JAにしみのとJA全農岐阜2025年8月19日
-
和牛を食べて応援「JA全農×ニッポンハムプレゼンツ 一球牛魂!和牛ナイター」開催2025年8月19日
-
「お肉の宅配肉市場」12周年 志田音々がお祝い お得な記念キャンペーン開催中 JAタウン2025年8月19日
-
熊本のおいしい魅力を全国へ JA熊本経済連2025年8月19日
-
毎年大好評 兵庫・丹波の秋の味覚「丹波栗」予約販売開始 JAタウン2025年8月19日
-
2024年度の新規加入が増勢に 若者と女性に年金制度のメリット訴求 農業者年金基金2025年8月19日
-
長野県産梨使用「とろける食感 ぎゅっと梨」19日から発売 ファミリーマート2025年8月19日
-
女子栄養大生が開発「ガーリックシュリンプ&チキンのお弁当」発売 コープデリ2025年8月19日
-
最旬の山梨県JAふえふき産「黄金桃」をケーキで「桃フェア 第二弾」開催 カフェコムサ2025年8月19日
-
農薬の役割をマンガで「まもるはなし」シリーズ公開 クミアイ化学工業2025年8月19日
-
鳥インフル 米テネシー州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月19日
-
青森県JAつがる弘前「りんご生産者サポート」サポーター募集 コープデリ2025年8月19日
-
星槎大学と包括連携協定 障害者と働く社会を当たり前に パルシステム神奈川2025年8月19日