切り花マム 耐病害虫性「イントリンサ品種」で差別化促進 デュメンオレンジ2024年12月11日
世界的な花き種苗の育種会社であるデュメンオレンジ社は11月12日~14日、愛知県田原市の試作圃場で「切り花マム試作展示会」を開催。新品種の大半を占めるイントリンサ品種を多数披露し、育種の革新性と市場における差別化への取り組みを紹介した。

イントリンサの育種プログラムによって開発されたポンポンタイプの新品種「Frostine(フロスティン)」
デュメンオレンジ社は、切り花マムの育種において革新的な「INTIRINSA®(イントリンサ)」プログラムを核に展開。今回の展示会では、14の新品種のうち12品種がイントリンサによる耐病性品種で、日本市場におけるこの種の約40%をイントリンサ品種が占める結果となった。
この比率は年々増えており、育種分野での改革を着実に進めている証といえる。また、同社はイントリンサ品種の拡大により、市場競争力を向上させ、他社との差別化を強化する。

デコラティブタイプのイントリンサ新品種「Embu(エンブ)」
「INTIRINSA®(イントリンサ)」は、植物の耐病害虫性や環境適応力を高めることで、持続可能な育種を可能にする、同社独自の予測育種技術プログラム。研究開発の拠点で、同社の本社があるオランダのブリーディングテクノロジーセンター(BTC)では、マム、バラ、ペチュニアにおけるイントリンサ品種を発表。マムにおいては、菊白さび病(CWR)に耐性のある品種の育種開発が進んでいる。

プロモーション品種を展示した会場
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































