【年頭あいさつ 2025】今井俊夫 デンカ株式会社 代表取締役社長2025年1月7日
新年あけましておめでとうございます。
2025年もJAcom農業協同組合新聞をよろしくお願い申し上げます。
JAcomでは、農林水産大臣をはじめJAグループ全国連、農業関連団体のトップなどによる年頭のあいさつを順次掲載します。
明けましておめでとうございます。2025年の年頭にあたり、ご挨拶を申し上げます。
昨年は全世界的に選挙の年でした。年初の台湾を皮切りにインド、フランス、イギリス、アメリカ、そして日本でも重要な選挙が行われました。そしてそれらの多くの国や地域で、政権交代もしくは与党が大幅に議席を減らすという結果に終わりました。また、ウクライナ侵攻、パレスチナでの紛争は継続し、トランプ政権復活により、今後米中関係の更なる悪化が懸念されます。一方、経済面では多くの国でインフレが収まりつつあり中央銀行が金利を引き下げています。日本を含め景気は概ね底堅く推移している状況ですが、中国経済の先行きとドイツにおける製造業の不調、また、AI関連以外の半導体需要回復の遅れ、バッテリーEV需要の減速が懸念されるところです。
昨年は経営計画「Mission2030」の2年目として、引き続き「挑戦」「誠実」「共感」のコアバリューのもと、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」ことをパーパスに、「2030年までに人財価値・経営価値を高めスペシャリティ、メガトレンド、サステナビリティの3要素を備えた事業価値創造に集中する」ことをミッションに事業活動をおこなってきました。しかしながら、クロロプレンゴム事業の不調、電子・先端プロダクツ部門、ポリマーソリューション部門の収支伸び悩みに加え、コストの増加もあり収益面では非常に厳しい状況が続いています。
今年は、先ずはクロロプレンゴム事業の立て直しを実現するとともに、新規設備の立ち上げによる収支改善を目指します。重点分野の一つであるICT&Energy領域においては、能力を増強した放熱シートプラントのフル稼働に加え、球状シリカ・アルミナの低誘電正接グレード等の高付加価値無機フィラーを製造するプラントや能力を増強した窒化珪素製造プラントが稼働する見込みです。更に、低誘電有機絶縁材料スネクトンの販売も開始します。
Healthcare領域においても、好調な出荷が続いている抗原迅速診断キットと臨床試薬を製造する新工場が稼働します。またSustainable Living領域でもポリエチレン製排水管の新工場が九州で稼働し、ケミカルリサイクルプラントの本格稼働も見込まれます。
コスト増加への対策としては、全社で展開しているベストプラクティスプロジェクトを強力に推進し、コストダウンを確実に達成します。
一昨年には重大な品質問題と災害がありました。その反省から、これらの課題を解決する根本的な対策として、「心理的安全性の高い職場作り」に注力しています。
また、4月より全社において就業時間内禁煙を開始し、人財価値創造の重点方針の一つである健康経営をさらに推進します。
当社は今年創業110周年を迎えます。
足元の業績はデンカの歴史の中においても稀にみる厳しい状況が続いていますが、キング牧師として知られるマルチン・ルーサー・キング・ジュニア氏はその生涯最後のスピーチで、「暗闇の中でこそ、星が見える」Only in the darkness can you see the stars.と言いました。この厳しい状況だからこそ、浮き上がって見える諸課題に果敢に取り組んでいきたいと思います。
全世界のデンカグループの従業員及びそのご家族の方々、そして関係する全ての皆様のご健康とご多幸をお祈りし、全ての事業所と関連会社の無事故・無災害を願いまして年頭の挨拶といたします。ご安全に!
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