春・夏・秋の収量性に優れたエダマメ「たっぷり」新発売 サカタのタネ2025年8月28日
サカタのタネは、早生エダマメ「たっぷり」の営利生産者向け種子を12月下旬から発売する。名前のとおり、5月中旬から11月上中旬の長い期間に、安定して高い収量を得られることが特徴で、株の上部まで莢がつき、かつ3粒莢の割合が高く、収穫作業性もよいなど、優れた特性を兼ねそろえている。
早生エダマメ「たっぷり」
新品種の「たっぷり」は、タネまきから収穫までが80日から81日の早生タイプで、高い収量性がある。草丈は55cm程度で、莢の毛は白く、マメは緑色で甘味があり、食味にも優れる。また、主要な病害であるうどんこ病への耐病性があり、シイナが発生しにくく、B品率も低い。
エダマメは短日植物で日長が短くなると花芽分化を始めるが、同品種は温度条件を満たせば早い時期から花芽を形成する。同品種は早生のため、春のトンネル栽培に向くほか、秋の栽培では低温期になる前に収穫でき、秋出荷にも対応が可能。また耐暑性にも優れ、夏の猛暑への対応力もあることから、トンネル栽培から露地栽培まで適応作型が広く、季節を選ばない使いやすい品種といえる。
作型図_エダマメ「たっぷり」
さらに、作業面では、草姿が立性で倒状に強く、地面から一番下の莢までが高いため、収穫時に刈り取りしやすい。刈り残しや土の巻き込みによるごみの発生などが抑制される。収穫後は、機械で莢をもぐ作業の際に、枝がしなやかで折れにくいため、折れた枝の混入が軽減。近年、エダマメの生産において、労働力不足などを背景に、収穫と莢をもぐ作業は機械化が進んでおり、省力化を求める現場のニーズにも対応する。
「たっぷり」の価格は、1袋1dl入り627円、1袋1L入り5500円。全国の種苗店・JAルートを通じて販売。価格は税込。
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