【年頭あいさつ 2026】松本和久 株式会社サタケ 代表取締役社長2026年1月3日
JAcomでは、新年にあたり農林水産大臣をはじめ、JAグループ全国組織や農業関連団体のトップによる年頭あいさつを順次掲載する。食料安全保障の確保や農業を取り巻く環境の変化など、重要な課題が山積する中で、2026年に向けた各団体の考えと決意を伝える。
松本和久 株式会社サタケ 代表取締役社長
謹んで新春の寿ぎを申し上げます。平素より格別のご厚情とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年は世界経済が不確実性を抱えるなか、産業構造の転換が加速し、気候変動や地政学的リスク、サプライチェーン再構築の動きが交錯しました。その中で、当社の事業基盤である穀物加工産業は、食料供給を支える社会インフラとして重要性を増しております。
そのような環境下、当社ではDXを活用した生産支援システム「コメクト」を開発し、大規模生産者向けに販売を開始しました。共乾施設や精米・炊飯工場向けの展開に向けた重要な一歩であり、自動化やデータ活用の高度化を通じて、生産性・品質向上、省人化、収益改善へ貢献してまいります。また、食品事業本部を分社化し「サタケフードビジネス株式会社」を設立、専門性を高め機動的な事業運営を図りました。海外では豪州でターンキー精米プラントを完工し、買収したサイロ製造会社との相乗効果を発揮し、総合プラントメーカーとしての存在感を高めました。さらに、継続的に掲げる五つの重要課題も進展しました。①利益提案では総合的な商品・サービス企画を推進、②S-DXでは基幹システム刷新やサポート体制強化が進み、③米の品質保証ではインライン型検査機器の実装を拡大しました。④国内外のサービス拡充では24時間体制のサポートや海外拠点強化が成果を上げ、⑤人財育成では「サタケ・カレッジ」が順調に機能しました。
本年も不確実な経済環境が続きますが、重要課題への取り組みを加速し、変化に強い企業体質づくりを進めます。特に「企業は人なり」の精神のもと、人財育成の強化に注力します。国内では顕在・潜在ニーズを捉えた製品・プラントを適時投入し、海外ではアジア・アフリカを中心に特性に応じた製品開発や販売・サービス網の拡充を進め、積極的に展開します。あわせて「炊飯」「酒造(真吟)」など重点分野の技術力向上と提案営業を強化し、事業拡大に努めます。
当社は1896年の創業以来、本年で130周年を迎えます。本業を軸に社会貢献と企業価値向上を果たすことが私の使命です。「不易流行」「温故知新」を心構えとし、変化を恐れず、新たな挑戦をスピード感をもって推し進めてまいります。同時に、現場・現物・現実を重んじる「三現主義」を判断の基軸とし、「六方よし経営」の実現に向けて、お客様からの信頼獲得と従業員が明るく働ける環境整備に努めてまいります。
結びに、皆様の日頃のご厚誼に深く感謝申し上げるとともに、関係各位の益々のご健勝とご発展を心より祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
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