食用キノコ生産量、13年ぶり前年比減2013年11月6日
林野庁は10月31日、平成24年の特用林産物の生産量・額の調査結果を公表した。食用・非食用すべて含めた全体の生産額は前年に比べて4.1%減の2508億円だった。
食用キノコ類の生産量は13年ぶりに前年度を下回り、前年に比べて3%減の45万8529t、生産額は同5.2%減の2129億円だった。
品目別では、生産量で前年比減となったのはマツタケ、生シイタケ、エノキタケ、ヒラタケ、マイタケ。生産額では、ブナシメジを除くすべての品目が前年比減だった。
減少幅がもっとも大きかったのはマツタケで、生産量は同56.5%減の16t、生産額は同57.9%減の5億円と、前年に比べて5割以上の減少だった。もっとも生産量の多いエノキタケは生産量が同8.6%減の13万871t、生産額が同1.4%減の322億円。もっとも生産額の多い生シイタケは、生産量が同6.7%減の6万6476t、生産額が同7.5%減の616億円だった。
その他の食用品は、クリ、タケノコ、ワサビともすべて生産量は前年比増だったが、ワサビの生産額は前年比減だった。とくに大きくのびたのはタケノコで生産量が同21.8%増の3万9244t、生産額が同10.8%増の71億円だった。
非食用品(うるしや桐材などの伝統工芸品材料や木炭、竹炭などの一般的木材以外の生産物)の生産額は同0.9%増の84億円だった。
(関連記事)
・原木キノコの栽培管理ガイドライン策定(2013.10.23)
・タケノコ生産量2割増(2013.09.13)
・夏こそキノコ食 JA中野市きのこ研がPR(2013.07.29)
・キノコ原木、全国不足量23万本(2013.06.20)
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日