野菜卸売価額2%増 25年の青果物市場2014年5月9日
農水省は平成25年の青果物卸売市場の調査結果を公表した。野菜の卸売数量は前年並みだったが、全体の価額は前年比2%増えた(文中のパーセント表示はすべて前年比)。
野菜の主要品目の卸売数量は1075万tで前年並みだったが、ニンジン、ハクサイ、キャベツの卸売価格が前年に比べ1割以上あがるなど、全体の1kgあたり卸売価格が1%上昇し200円となったため、卸売価額も2兆1519億円で2%増となった。
卸売数量は4年連続で前年比増、価額は3年連続で前年比増となった。
品目別の卸売数量、価額、価格は下表の通り。
輸入野菜の卸売数量は21万6000tで18%減。卸売価額は502億円で9%減だった。
主な8品目(アスパラガス、ブロッコリー、カボチャ、サヤエンドウ、タマネギ、ニンニク、ショウガ、生シイタケ)はすべて卸売数量が前年比減で、ニンニク以外は価額も前年比減だった。数量は、とくにカボチャが8万6000tで8%減、タマネギが3万4000tで36%減と大きく減った。
果実は卸売数量が386万t(4%減)、卸売価額は1兆285億円(2%減)で、ともに2年ぶりに前年比減だった。
数量が減ったのは輸入のバナナが18%減ったことなどが要因。国産品に限れば、数量は283万tで前年並みだった。国産果実の卸売価額は8737億円で2%減だった。
主な品目では、ミカンが数量70万t(前年並)価額1471億円(3%減)、リンゴ50万t(18%増)1183億円(3%減)、スイカ35万t(3%減)585億円(4%増)、イチゴ16万t(9%増)1551億円(3%増)となっている。
(関連記事)
・リンゴ、ミカン価格前年比127%に 青果物市場(2014.05.08)
・ネギ価格、前月比124% 2月の青果物市場(2014.04.03)
・雪害対策で奮闘するJA全農(2014.03.20)
・キャベツ価格平年比2割増 1月の青果物市場(2014.03.03)
・農産物輸出で物流検討会 農水・国交省(2014.01.28)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ピーマンにクリバネアザミウマ 県内で初めて確認 茨城県2025年12月4日 -
【特殊報】ナガエツルノゲイトウ 県内で初めて確認 群馬県2025年12月4日 -
【特殊報】カキ等の果樹にチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 岐阜県2025年12月4日 -
【特殊報】トルコギキョウ斑点病 県内で初めて確認 秋田県2025年12月4日 -
【特殊報】クモヘリカメムシ 県内で初めて発生を確認 秋田県2025年12月4日 -
【注意報】マンゴーにハダニ類 宮古島で多発のおそれ 沖縄県2025年12月4日 -
農林中金法 外部理事登用に向け改正 農水省2025年12月4日 -
「このままでは暴落」 神明社長、米生産者大会で 消費減退に懸念2025年12月4日 -
【肉とビールと箸休め ドイツ食農紀行】ドイツ人と白ご飯2025年12月4日 -
お正月の伝統花材「松・千両」の消費と生産が減っている【花づくりの現場から 宇田明】第74回2025年12月4日 -
囲炉裏・ストーブて焼いたギンナン【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第367回2025年12月4日 -
大人気小説「薬屋のひとりごと」とコラボ「日向夏」を販売中 JAタウン2025年12月4日 -
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」鳥取県で開催 JA全農2025年12月4日 -
【2030年度北海道新酪肉近】「需給均衡拡大路線」を選択、カギ握る消費拡大2025年12月4日 -
県下JAの「特退共制度」加入100%を実現 JA和歌山中央会に感謝状 JA全国共済会2025年12月4日 -
新組合長に38歳の長野桃太氏が就任「村おこしの先を実践」馬路村農協2025年12月4日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(上) 効率化、省力化を賢く2025年12月4日 -
農業経営計画策定支援システムの開発 スマート農業経営指標を公開 農研機構2025年12月4日 -
施設管理・警備子会社の株式をALSOKに譲渡 クボタ2025年12月4日 -
第3回「未来エッセイ2101」全13の受賞作品を発表 アグリフューチャージャパン2025年12月4日


































