26年産リンゴ収穫量増、ミカンは前年並み2014年6月5日
農水省が適性生産出荷見通しを策定
農水省は6月4日、平成26年産温州ミカン、リンゴの適性生産出荷見通しを公表した。
この見通しは、需要に即した生産と計画的な出荷を図ろうと、毎年策定している(下表参照)。
【温州ミカン】
26年産温州ミカンの需要量は前年産より2万t減り94万t程度の予想。
生産面では、26年産はいわゆるウラ年にあたるが、22年夏の猛暑以降、九州など一部産地でウラとオモテの逆転がおこっており、全国的には生産量の隔年での増減幅が張っていることから、生産量は直前のウラ年だった24年産に比べて5%(4万t)ほど多く、25年産とほぼ同程度の89万tとした。
【リンゴ】
26年産リンゴの需要量は前年より3万tほど少ない83万トン程度の予想。
主産県では、ここ2年ほど大雪による枝折れの被害などがあり生産量が少なかったが、26年産はこうした被害が比較的少なく、着花量も確保されているため、前年産に比べ6万tほど多い80万tとした。
◇
農水省では、この見通しに基づき、生産または出荷を行う者・団体は、道県段階や産地段階などで生産出荷目標を策定し、計画的な生産出荷に取り組むよう呼びかけている。
(関連記事)
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