病害抵抗性のニホンナシ新品種「ほしあかり」2014年12月11日
農研機構は黒斑病・黒星病複合抵抗性を持つニホンナシの新品種「ほしあかり」を育成。12月9日に発表した。「香水」と「豊水」の間に収穫でき、病害抵抗性で良食味の品種として普及が期待できる。
黒斑病と黒星病はニホンナシの重要病害だ。黒斑病に強い品種は多いが、黒星病にはすべての主要品種が罹病性がある。「ほしあかり」は、「幸水」と同じくらいの大きさで、果肉は柔らかく、糖度は「幸水」、「豊水」と同じ程度で甘く、酸味は「幸水」並みに少なく、食味がよい。
農研機構は「今後、生産現場レベルでの実証が必要だが、殺菌剤散布回数をへらした減農薬栽培が期待できる。ただ、赤星病には罹病性で、防除が必要」という。全国のニホンナシの栽培地帯で栽培できる。
(写真)
ほしあかりの果実
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