栃木県産新イチゴ「スカイベリー」本格出荷2014年12月12日
イチゴ収穫量46年連続日本一の「いちご王国」栃木県が、ギフト用ニーズに対応した新品種プレミアムイチゴ「スカイベリー」を育成。今年から本格出荷を開始した。
「スカイベリー」の特長は「大きさ、美しさ、おいしさ」。粒は極めて大きく、25g(3Lサイズ)以上が約3分の2以上を占め、揃いがいい。形はキレイな円錐形で、果色は明るく色鮮やか。食味は甘味と酸味のバランスがよく、まろやかでなめらかな食感と独特の香りが特徴だ。
栃木県産イチゴと言えば「とちおとめ」が有名だが、県ではこれに加え高級ギフト用の新たな需要喚起につながるイチゴを開発しようと、17年の歳月をかけて、10万株を超える株のなかから、この品種を選び抜いた。
品種名は全国から公募し、栃木県にある百名山のひとつ皇海山(すかいさん)にちなんで付けられた。
24年から試験販売を行ってきたが、今年から本格出荷をスタートした。初年度は約500tを出荷し、首都圏の百貨店や高級果物店などで販売される。また、12月から来年3月にかけて、パティスリー キハチ、新宿高野、ELLE cafeなど都内の果物店・洋菓子店や栃木県内の洋菓子店で、スカイベリーを使った限定スイーツが販売される予定。
この本格出荷を記念し12月9日、都内で福田富一県知事などが参加してのプロモーションイベントを行った。
福田知事はイベントで「(スカイベリーは)大粒でおいしい。自信を持って皆様に紹介したいプレミアムいちご」だと紹介。また、全国唯一のイチゴに特化した研究機関である「いちご研究所」(栃木県農業試験場内)の石原良行所長は「日本中の皆様に愛され、育てていただき、日本を代表するイチゴになってほしい」と、普及拡大に期待を寄せた。
また、ゲストとして女優・タレントの河北麻友子さん(=写真右から2番目)、モデルの筑井美佑輝さん(=写真左端)が登壇。河北さんは「噛んだ瞬間に果汁が口の中に広がった!」、筑井さんは「おいしくできている。たくさんの人に食べてほしい」と、それぞれスカイベリーのおいしさをPRした。
(写真)
上:「大きさ、美しさ、おいしさ」が特長のスカイベリー
下:PRイベントでの記念撮影。真ん中左のいちご王国の王様に扮しているのが福田知事。
(関連記事)
・イチゴの自動パック詰めロボット開発(2014.12.05)
・国産イチゴ果汁使ったスイーツ「いちごプリン」(2014.12.05)
・合言葉は「たちつてとちぎ」 栃木イチゴをPR(2014.12.04)
・【わがJA 一品厳選】[12]あまおうチロリアン(JA福岡市)(2014.06.24)
・GMイチゴから犬用歯肉炎薬を開発 ホクサン(2013.10.21)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ピーマンにクリバネアザミウマ 県内で初めて確認 茨城県2025年12月4日 -
【特殊報】ナガエツルノゲイトウ 県内で初めて確認 群馬県2025年12月4日 -
【特殊報】カキ等の果樹にチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 岐阜県2025年12月4日 -
【特殊報】トルコギキョウ斑点病 県内で初めて確認 秋田県2025年12月4日 -
【特殊報】クモヘリカメムシ 県内で初めて発生を確認 秋田県2025年12月4日 -
【注意報】マンゴーにハダニ類 宮古島で多発のおそれ 沖縄県2025年12月4日 -
「このままでは暴落」 神明社長、米生産者大会で 消費減退に懸念2025年12月4日 -
【肉とビールと箸休め ドイツ食農紀行】ドイツ人と白ご飯2025年12月4日 -
お正月の伝統花材「松・千両」の消費と生産が減っている【花づくりの現場から 宇田明】第74回2025年12月4日 -
囲炉裏・ストーブて焼いたギンナン【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第367回2025年12月4日 -
大人気小説「薬屋のひとりごと」とコラボ「日向夏」を販売中 JAタウン2025年12月4日 -
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」鳥取県で開催 JA全農2025年12月4日 -
【2030年度北海道新酪肉近】「需給均衡拡大路線」を選択、カギ握る消費拡大2025年12月4日 -
新組合長に38歳の長野桃太氏が就任「村おこしの先を実践」馬路村農協2025年12月4日 -
農業経営計画策定支援システムの開発 スマート農業経営指標を公開 農研機構2025年12月4日 -
施設管理・警備子会社の株式をALSOKに譲渡 クボタ2025年12月4日 -
第3回「未来エッセイ2101」全13の受賞作品を発表 アグリフューチャージャパン2025年12月4日 -
「奈良のいちごフェア」8日から開催 ホテル日航奈良2025年12月4日 -
3拠点で収穫感謝祭 JA阿蘇2025年12月4日 -
東京農業大学 WEB版広報誌「新・実学ジャーナル 2025年12月号」発刊2025年12月4日


































