「船橋のなし」を商標登録 JAいちかわ2014年12月26日
JAいちかわ(千葉県)は地域ブランドとして、「船橋のなし」を申請。12月25日に特許庁から地域団体商標登録として認可された。同市の地域ブランド農作物は「船橋のにんじん」に続き2例目となる。
(写真)
JAいちかわ、生産者が市長に地域ブランド登録を報告した。(左から)植草猛・船橋市果樹園芸組合副組合長、松戸徹・船橋市長、小泉勉・JAいちかわ組合長、玉井由孝・船橋市果樹園芸組合組合長
船橋市果樹園芸組合によると、船橋のナシ生産者は125戸あり、作付面積は158ha。年間出荷量は約12万ケース(10kg入り、平成25年実績。JAいちかわ調べ)だ。千葉県のナシ産出額は県別では全国1位だが、その千葉県内での市町村別産出額で船橋市は4位になる。
船橋のナシ生産は昭和35(1960)年に果樹研究会が設立されたのをきっかけに広がり、生産者、JA、行政などが一体となって果樹園地を計画的に拡大してきた経緯がある。今回のブランド登録については、平成19年ごろから市とJAいちかわが共同で県内外の小売店でのPR活動を精力的に行い、また、船橋市非公認キャラクター「ふなっしー」の活躍などもあり、認知度が高まったことで認可された。
船橋市で作られる主なナシ品種は、「幸水」(8月上?下旬)、「豊水」(8月下?9月中旬)、「新高」(9月中?10月上旬)など。
船橋市では、今回の地域ブランド取得により「市民にとっては地元の特産であるナシを誇りに思っていただくとともに、生産者にとってもますます生産意欲を高め、おいしいナシづくりに取り組んでほしい」と、さらなる産地発展を期待している。
(写真)
「船橋のなし」のサンプリングイメージ
(関連記事)
・人工授粉が要らないナシ 農研機構が育成(2014.12.05)
・【わがJA 一品厳選】[17]梨ウオーター(JAいちかわ・千葉)(2014.08.05)
・農協改革で討議 新世紀JA研究会がセミナー(2014.06.27)
・JA全農とっとりが輸出促進でドールと協定(2014.03.26)
・日本ナシの収穫量前年より3%減(2014.02.19)
重要な記事
最新の記事
-
【解題】基本法改正は食料安保をめぐる現場での課題にどう応えようとしているのか 谷口信和東大名誉教授2024年4月23日
-
第18回全農学生「酪農の夢」コンクール「学校賞」新設 作品募集中2024年4月23日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 大分で開催 JA全農2024年4月23日
-
運営9年目・稼働率約9割 地域に喜ばれる貸出農園事業を展開 JAマインズ2024年4月23日
-
量販店等に終売通告を行う白米卸も【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月23日
-
【JA人事】JAむかわ(北海道)長門宏市組合長を再任(4月10日)2024年4月23日
-
【JA人事】JAとうや湖(北海道)高井一英組合長を再任(4月12日)2024年4月23日
-
農繁期の人材確保へ「いわて農業未来プロジェクト」支援開始 タイミー2024年4月23日
-
栃木県那須塩原市 道の駅「明治の森・黒磯」リニューアルオープン2024年4月23日
-
いちご生産量日本一 栃木県真岡市のPR動画「もおかのいちご物語」公開2024年4月23日
-
「夏のさつまいも博2024」さいたまスーパーアリーナで7月4日から開催2024年4月23日
-
知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞 ブランド戦略とユニークな登録商標の活用が評価 サタケ2024年4月23日
-
令和5年冷凍食品の生産・消費調査 出荷額は7799億円で過去最高 日本冷凍食品協会2024年4月23日
-
農業を志す学生450人が来場「食品・農業就活サミット」開催 シンクロ・フード2024年4月23日
-
全国道の駅公式オンラインショッピングサイト「道の駅マルシェ」オープン2024年4月23日
-
千葉県市原市「第42回 市原市園芸まつり」開催2024年4月23日
-
食や農業の未来に「あったらいいな」を募集「未来エッセイ2101」AFJ2024年4月23日
-
その場で当たりが分かる「甘果にんじん」春キャンペーン開催 ファーマインド2024年4月23日
-
シードル生産者が大阪に集結「Osaka Cider Festival大阪林檎酒祭り」開催2024年4月23日
-
サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日