野菜の卸売価額は6%減へ2018年5月8日
・果実は数量で1%減、価額で2%減、農水省調べ
農林水産省はこのほど、平成29年の青果物卸売市場調査(年間計および月別結果)の結果を公表した。
それによると、平成29年の青果物卸売市場での野菜の卸売数量は1006万tで前年並みとなった。卸売価額は2兆1924億円で前年に比べ6%減少した。これは、ニンジンやバレイショなどの卸売価格が低下したことによるもの。
また果実の卸売数量は305万tで、同1%減少した。これはスイカ、オレンジなどの入荷量が減少したことによる。卸売価額は1兆350億円で2%減少。リンゴやバナナなどの卸売価格が低下したことが要因。
主要都市の青果物卸売市場での輸入野菜の卸売数量は17万1000tで16%減少した。これは、カボチャやタマネギをはじめとした輸入野菜全般の入荷量が減少したことによる。輸入野菜の卸売価額は449億円で9%減少した。ブロッコリー、タマネギなどの卸売価格の低下が影響した。
※ 主要都市とは、(1)中央卸売市場が開設されている、(2)県庁が所在する、(3)人口20万人以上で、かつ青果物の年間取扱数量がおおむね6万t以上の都市をいう。
(関連記事)
・5月の野菜生育は平年並みに 農水省(18.05.07)
・福島県産農産物の流通で小売業を指導(18.04.27)
・市場淘汰・再編の恐れ 食料安定供給に不安も【阿部裕幸・JA邑楽館林常務理事】(18.04.09)
・許可制から認定制へ 市場間の格差拡大も【野上昭雄・JA常陸代表理事会長】(18.04.05)
・モーダルシフトへの転換を 青果物流通高度化で成果発表会(18.03.02)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日