日本最南端のイチゴ狩り農園がクラウドファンディング開始 沖縄・美らイチゴ2021年1月18日
沖縄本島南部で県内最大規模のイチゴ狩り観光農園を運営する(株)美らイチゴは、2020年12月に新設した農園カフェ・加工所でイチゴ専門のスイーツを開発するため、クラウドファンディングを開始。2月14日まで支援を募っている。
沖縄県は、イチゴ生産量が平成30年時点で、全国47都道府県のうちで最下位。温暖多湿な沖縄県は冷涼な気候を好むイチゴの栽培には適していないが、同社はイチゴ農家が少ない沖縄でおいしいイチゴを育て広めようと、2016年から沖縄本島南部でイチゴ栽培を開始。試行錯誤を繰り返して安定したイチゴ栽培をできるようになった。コロナ禍直前の2019年には1〜5月の来園者数が約3万人に達し、農業を通じた地域活性化の事例として、内閣府と農林水産省が主催する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の優良事例に選出された。
今回の取り組みは、日持ちがしない生のイチゴを、沖縄県産イチゴの特性を濃縮した加工品にすることで場所・時期を問わず全国に島イチゴの価値を広めようという挑戦。沖縄県産のイチゴは本土のイチゴに比べて成熟日数が約半分と短く、しっかりと酸味が乗った状態で収穫できるのが特徴で、生クリームやチーズ・チョコなどと混ぜた時でも、イチゴの味が負けることなくアクセントとしてしっかり印象に残る。この特性を生かし、風味を損なわず最大限に美味しさを引き出し加工するレシピの開発し、沖縄の太陽と風と海の恵みで育った島イチゴで、果実感たっぷりのスイーツをつくることをめざしている。
同プロジェクトの目標金額は、第1ゴール300万円、第2ゴールは500万円を設定。リターン商品として、イチゴ生キャラメルや小瓶入りのレアチーズなどの新開発商品とイチゴのオーナー制度を用意している。
沖縄県内最大規模(750坪x3棟)の大型ハウス
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