夏季90日間限定の「新鮮檸檬オリーブオイル」発売 井上誠耕園2021年6月22日
オリーブと柑橘の農園、井上誠耕園(香川県小豆郡小豆島町)は6月21日、南オーストラリアの提携農家と共に作った、オリーブとレモンの生搾り「新鮮檸檬オリーブオイル」を夏季90日間限定で発売。今年は大瓶のデザインが新しくなり、より持ちやすく使い勝手の良い瓶となった。
オリーブとレモンの生搾り「新鮮檸檬オリーブオイル」
北半球のオリーブ収穫期は秋から冬であるため、夏の間は搾りたてのオリーブオイルを日本で味わうことができないが、同社は日本と季節が真逆のオーストラリアの農家と提携し、夏が旬の「新鮮檸檬オリーブオイル」を届けている。
「新鮮檸檬オリーブオイル」は夏だからこその味わいを求めて作ったオイルで、オリーブとレモンの豊かな風味を同時に味わえる。今年はオリーブもレモンも果実の出来がよく、搾りたてならではのレモン果皮のほろ苦さと新鮮なオリーブのさわやかさが重なる同製品ならではの味わいのオリーブオイルに仕上がっている。
小豆島で80年に渡ってオリーブと柑橘を育ててきた同社は、「オリーブは果実から搾る油」という点に着目し、オリーブと柑橘果実を同時に搾るオリーブオイルの製法を2003年から研究してきた。「新鮮檸檬オリーブオイル」でもその技術を生かし、提携するオーストラリアの農家に、果実の収穫時期や果実の比率等の研究を重ね、2014年から新鮮檸檬オリーブオイルを発売開始。毎年現地に足を運んで搾油するが、8年目となる今年も昨年に続き、コロナウイルスの影響で渡航できず、オンラインでの綿密な打ち合わせと空輸便での試作品のやりとりを重ねて完成した。
例年より猛暑の日が少なく、穏やかな気候が続いた今年のオーストラリア。レモンの香りが弱くならないよう、レモン果実の比率を上げ、オイルを抽出する撹拌時間を長くして味を調整し、自信作に仕上がった。
園主の井上智博さんは「新鮮檸檬オリーブオイルは他のオリーブオイルと違って、レモンが加わったからこその新しい美味しさがある。まずはパンにかけて、さわやかに鼻に抜けるレモンの香りを実感してみてください。油とは思えないフレッシュな風味を味わっていただければ」と話している。「新鮮檸檬オリーブオイル」は、117g・1674円、273g・3240円。いずれも税込。
(左)オンラインでオーストラリアと繋がる井上園主と搾油責任者大坪さん、(右)小豆島で品質チェックをして充填・最終仕上げする様子
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(155)-改正食料・農業・農村基本法(41)-2025年8月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(72)【防除学習帖】第311回2025年8月16日
-
農薬の正しい使い方(45)【今さら聞けない営農情報】第311回2025年8月16日
-
(448)郷愁とノスタルジー【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月15日
-
あらゆる暴力の即時停止を 被爆・戦後80年にメッセージ発表 パルシステム連合会2025年8月15日
-
京都府「第3回京のこだわり畜産物レシピコンテスト」開催2025年8月15日
-
「パンのフェス2025」三井アウトレットパーク木更津で9月に開催2025年8月15日
-
機械審査なし「お米番付12回大会」エントリー開始 八代目儀兵衛2025年8月15日
-
東京23区の住民 過去1年間に森林を訪れたのは3人に1人 森林総研2025年8月15日
-
【サステナ防除のすすめ2025】秋冬野菜の病害虫防除 異常気象こそ先手対応を2025年8月14日
-
見なくなった案山子、燕・雀・烏【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第353回2025年8月14日
-
花がよく売れるお盆・彼岸から見えてくる花産業の問題点【花づくりの現場から 宇田明】第66回2025年8月14日
-
渡り鳥「キビタキ」「ノビタキ」越冬地との間の移動経路を明らかに 森林総研2025年8月14日
-
国産・添加物削減・減農薬にこだわり「デポー国領駅前」リニューアルオープン 生活クラブ生協2025年8月14日
-
果実のフードロス削減・農家支援へ「キリン 氷結 mottainai 浜なし」再登場2025年8月14日
-
【役員人事】バイエル(9月1日付)2025年8月14日
-
「地元で働きたい」に応える 地域限定採用で安定雇用も実現 パルシステム埼玉2025年8月14日
-
政府の「米増産」方針 立ちはだかる「壁」と拭えぬ不安 産地JAと米農家の声2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(1)2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(2)2025年8月13日