タマネギ価格はさらに落ち着く傾向 北海道産の出荷始まる2022年8月4日
農水省が8月2日に公表した食品価格動向調査(野菜)によると、タマネギの小売価格は平年比で166%と、高値傾向は続いているものの、11週連続で前の週を下回り、平年値に近づいていることが分かった。最大産地の北海道の今年産のタマネギはすでに出荷が始まっており、8月中にさらに落ち着いてくるとみられる。
最新の食品価格動向調査(7月25日~27日)の結果によると、タマネギの平均小売価格は1キロ当たり404円で、平年比では166%と高値傾向が続いているものの、前週より12円(3%)下がって11週連続で値下がりとなった。兵庫県産が順調に出荷していることで価格が安定してきている。
農水省などによると、北海道の今年産のタマネギの出荷が先週末から東京市場で始まり、まもなく店頭に並ぶとみられている。昨年夏は北海道産のタマネギが干ばつによる不作で品薄状態になり、今年春以降の価格高騰の要因となっていたが、今年は平年並みに生育し、予定通りに出荷されていることから、市場での価格はこのあと少しずつ下がり、小売価格もさらに平年並みに近づいていくとみられる。
食品価格動向調査は、農水省が毎週、野菜のうちキャベツやねぎ、レタス、たまねぎなど8品目について、各都道府県ごとに10店舗ずつ、計470店舗の量販店で実施し、全店舗の小売価格の全国平均値を公表している。今回の調査では、8品目中5品目の価格が平年を上回り、ニンジンが平年比116%、キュウリが同111%、レタスがが109%などとなった。
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