「世界農業遺産」シリーズ 熊本県阿蘇地域のアスパラガス「阿蘇パラ」販売 農業総合研究所2023年6月20日
全国の都市部を中心にスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する農業総合研究所は、国連の国際連合食糧農業機関(FAO)に「世界農業遺産」として認定されている熊本県阿蘇地域で採れたアスパラガスを「阿蘇パラ」の名称でブランディングし、販売を始めた。
「阿蘇パラ」は、日本各地の「世界農業遺産」の農作物を積極的にブランディングとして今後、農業総合研究所が展開する取り組みの第一弾。JA阿蘇が提供するアスパラガスを同社がブランディングし、東果大阪(大阪市東住吉区)と東京シティ青果(東京都江東区)の協力を得て販売する。
世界農業遺産は、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域として国際連合食糧農業機関に認定された地域。
熊本県阿蘇地域のアスパラガス「阿蘇パラ」
2月現在、世界で24か国74地域、日本では熊本県阿蘇地域など、13地域が認定されている。
阿蘇の広大な草原は、野焼き、放牧・採草が千年もの間維持されており、この営みを通じて地域固有の文化、生物多様性、景観が形成されて今も多様で豊かな資源が守られている。
阿蘇は全国でも有数のアスパラガスの産地で、夏は涼しく、冬は寒さが厳しい気候で、朝晩の寒暖差も大きい。
さらに、火山灰によって形成された、ミネラル豊富で水はけのよい土壌から湧き出す阿蘇地域の水が、甘みや栄養成分を増した美味しいアスパラガスを生み出している。
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