猛暑で廃棄トマトが急増 規格外野菜定期配送で福井・鯖江のトマト農家を応援 ロスヘル2023年7月27日
エクネス株式会社(福井県鯖江市)が展開する、食品ロス削減のため規格外野菜を定期配送するサービス「ロスヘル」は、同じ鯖江市で株式会社RUNが育てたトマト「ドンハウス」の規格外品の取り扱いを開始した。
ロスヘルの平井代表(左)とトマト「ドンハウス」を生産する柴嵜さん
この猛暑で今年は、特にトマトの規格外が大量に発生している。寒暖差が激しくなると、ヒビが入るトマトが増え、生育も安定せず規格外が生まれやすく、「ドンハウス」だけで毎月1トンの規格外が生まれ、廃棄されている。
「ドンハウス」は、鯖江で取れる唯一のトマトで、通常のトマトより甘味が多いのが特徴。通常のトマトは、消費者の手元に届くときに赤くなった状態にするため熟していない状態で収穫されるが、「ドンハウス」は甘いトマトを届けるため、赤くなってから収穫して出荷する。
規格外になるヒビが入ったトマト
赤くなりすぎては、店頭に並ぶ頃には熟しすぎてしまいため見極めが生産者のノウハウとなっている。
「ロスヘル」は、規格外野菜を全国各地から調達し、一般的な価格より最大30%程度安価に毎月1回、定期便で2052円〜5292円(税込)で提供。
廃棄されてしまう規格外野菜として、鯖江のトマト「ドンハウス」を有効活用し、食品ロスの削減を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日