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2023年収穫 辛みのない玉ねぎ「スマイルボール」数量限定で販売 ハウス×農業総合研究所2023年10月30日

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全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する農業総合研究所は、ハウス食品グループ本社と共同で、辛みのないタマネギ「スマイルボール」を販売。4月に両社が締結した資本業務提携契約による初の本格展開で、10月27日に一部スーパーで数量限定で発売した。

ハウス食品グループ本社と共同で展開する辛みのないタマネギ「スマイルボール」ハウス食品グループ本社と共同で展開する辛みのないタマネギ「スマイルボール」

「スマイルボール」は、ハウス食品グループが10年以上に渡る研究でつくり出した、生でそのまま丸かじりしても辛みがほとんどないタマネギ。タマネギと涙の関係を解き明かしたハウス食品グループの研究は2013年のイグ・ノーベル化学賞(ノーベル賞のパロディーとして「人々を笑わせ考えさせた研究」に与えられる世界的な賞)を受賞している。

「スマイルボール」は、生で食べる場合も水にさらさす必要がなく、調理の手間が省ける上、栄養成分の流失も抑えられる。一般的に生で使われている新タマネギの旬は3月~5月の春。この時期を過ぎて流通しているたまねぎは辛いものばかりとなるが、「スマイルボール」の旬は9月末~1月末となる。

今回の「スマイルボール」の販売で農業総合研究所は、「スマイルボール」のブランディングを担う。同社が取り扱うサイズは、S、M、Lサイズで、そのなかでも小さいサイズのタマネギは売れ行きが落ちるが、味や鮮度で劣るわけではない。そこで「プチ」と名付けた小さいサイズの「スマイルボール」ならではの魅力の発信を強化。小さいサイズの新たな価値を知ってもらうため、裏面には「プチ1玉でちょうど1人前」となる「プチの輪切りサラダ」のレシピを掲載した。また、同社が長年培ってきたスーパーマーケットでの農産物販売網を活かして、「スマイルボール」を販売する。

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