青果初競りで山形県産さくらんぼ「佐藤錦」過去最高値140万円で落札 船昌2024年1月16日
青果の老舗仲卸の船昌は、東京都中央卸売市場大田市場で1月5日に行われた青果の初競で、山形県産さくらんぼ「佐藤錦」500gを5年連続で落札。昨年の130万円を上回る過去最高値の140万円で落札した。
競売にかけられた初物の山形県産さくらんぼ「佐藤錦」
2024年最初の競りとして注目される競売品の中でも目玉商品が、山形県天童市で超促成栽培されたさくらんぼの「佐藤錦」。初競りに間に合うよう特別に栽培された、日本で最も早く出荷された稀少なさくらんぼで、同社は、「生産者、流通業界、消費者など食に関わる全ての人が活気あふれる一年を過ごせるように」と願いを込めて、2020年から連続でこの「佐藤錦」を落札している。
船昌の関野裕社長は「新年から心が痛むニュースが続く中、今回落札を行うべきかぎりぎりまで悩んだが、このような状況だからこそ、少しでも明るい話題を提供できればという思いを込めて、過去最高値で落札させていただいた。食を通じて一人でも多くの方に健康と幸福をお届けできるよう、本年も青果業界の更なる発展と盛り上がりに貢献していきたい」とコメントしている。今回競り落とされた「佐藤錦」は、同社が東京・表参道で運営するレストラン「DEK 青山」で、数量限定のスペシャルスイーツとして販売された。
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