近大農学部と共同開発「近大ICTメロンこんぺいとう」新発売 近鉄リテーリング2024年2月9日
近鉄リテーリングと近畿大学農学部は、佐々木製菓(大阪市阿倍野区)と共同で、近畿大学農学部生が「なら近大農法」(ICT農法)で栽培した「近大ICTメロン」のピューレを使った金平糖を開発。近鉄リテーリング直営のお土産店舗「GOTO-CHI(ごとーち)」各店と「irodorikintetsu阿部野橋店」および直営通販サイト「いろどりモール」で、2月15日から数量限定で発売する。
地域商品ブランド「irodori kintetsu」と近畿大学農学部生の共同開発で生まれた「近大ICTメロン こんぺいとう 」
「近大ICTメロンこんぺいとう」(648円・税込)は、近大ICTメロンのピューレをグラニュー糖と合わせてじっくりと時間をかけてつくった金平糖。口に入れた瞬間、メロンの甘い香りと、金平糖ならではのカリッとした食感を楽しめる。缶のデザインは、近鉄リテーリングと近畿大学農学部生が共同で考案し、中央部には温室(農業用ハウス)をイメージしたデザインが描かれている。さらに、缶の上蓋と下蓋(胴)を留める封緘シールには、近畿大学工学部情報学科教育情報システム研究室の学生がデザインしたロゴマークが使われている。
近鉄リテーリングは、近鉄沿線地域の魅力を発掘、発信するため、沿線の生産者や加工業者と連携し、地域の特色を備えた独創的な新商品を企画プロデュースする「irodorikintetsu(いろどり・きんてつ)」事業を展開。同事業で「近大ICTメロン」を使用した商品の開発は、「近大ICT農法メロンジェラート」「近大ICTメロンパン」に続き、今回で3回目となる。
近大ICTメロン
「なら近大農法」(ICT農法)は、農作物の栽培に必要な温度調整など管理機能にICTを導入することで農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易な栽培管理を可能とする農法。近畿大学農学部では、少子高齢化に伴う農業従事者の減少や、休耕地等が増加している社会問題を解決するため、この農法の確立を目指している。
2017年度から、近畿大学農学部農業生産科学科(アグリ技術革新研究所兼務)の野々村照雄教授が中心となり、奈良キャンパス内にある最新のICT設置温室で、農学部生とともに「なら近大農法」を用いて「近大ICTメロン」を栽培。また、2021年9月からは「近大ICTイチゴ」の栽培にも取り組んでいおり、栽培マニュアルは、毎年、後輩の農学部生へと受け継がれている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日