第3回全国トマト選手権 最高金賞は東京都「さわとまと甘美」と宮城県「まやまのニコニコフルーツトマト」2024年4月12日
日本野菜ソムリエ協会は4月10日、農産物のさらなる価値向上を目指す青果物の品評会イベントとして「第3回 全国トマト選手権」を開催。最高金賞は、ミディアム部門が澤藤園(東京都)の「さわとまと甘美」、ラージ部門はまやまのさとうファーム(宮城県)の「まやまのニコニコフルーツトマト」が獲得した。
評価員の野菜ソムリエによる「第3回全国トマト選手権」審査の様子
「第3回 全国トマト選手権」には、全国各地の産地から46品のミディアムトマトと35品のラージトマトがエントリーされ、評価員の野菜ソムリエ40人が商品名や産地、生産者情報などをすべて伏せて食味。その美味しさを相対評価で審査し、評価員全員の合計点数により各賞を決めた。
ミディアム部門 最高金賞「さわとまと甘美」澤藤園/東京都府中市
ミディアム部門では、トマトらしい濃い味わいが楽しめ、強い甘みがありながらバランスの優れた品種が上位を占めた。最高金賞を獲得した澤藤園の「さわとまと」シリーズは、土の代わりにココナッツのヤシガラを用いて、光合成の効率に着目しつつ、与える水分を上手に制限しながら栽培している。中でも最高金賞に選ばれた「さわとまと甘美」は、酸味やえぐみが少なく、甘みの強い糖度8~12度のトマト。評価員からは「味が濃いので、いくらでも食べられる。酸味もあるのに甘みが残って飽きない味」「ほのかな塩み味を感じ、それが余計に甘さを強めているよう。味が濃く小さくても食べ応えがありジューシー」と評された。
ラージ部門 最高金賞「まやまのニコニコフルーツトマト」株式会社まやまのさとうファーム/宮城県大崎市
一方、ラージ部門では、甘み・酸味・うまみのバランスが良いのはもちろん、ジューシーでフルーティーな香りが楽しめる品種が上位に。最高金賞の「まやまのニコニコフルーツトマト」について、評価員は「濃く、甘い香りと完熟したうまみ、しっかりとした果肉、すべてのバランスが良いと感じる。高級感のある味わい」と評価。また、「うまみが強くて濃厚なトマト。果肉は硬すぎず、柔らかすぎず、とても食べやすいと感じた」と評した。
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