「にいがたとまと」の魅力発信 複合現実(MR)トマト投げイベント開催2024年4月22日
新潟市北区で直売所を営むトマト農家の曽我農園は6月1日と2日、日本初の複合現実(MR)トマト投げで「にいがたとまと」 の魅力を伝えるイベント「にいがたMRとまと投げ」をJA新潟市と新潟日報メディアシップの共催で開催する。
同イベントは、メビウスの技術協力のもと、複合現実(MR)を使った"トマト投げゲーム"で、 2023年8月に新潟を襲った熱波被害からの復興を目的としている。開催当日は、曽我農園のブランド「越冬トマト」や「闇落ちとまと」、また被害地域であるJA新潟市管内の北区産のトマト「豊栄(とよさか)」と「濁川(にごりかわ)」も販売。その他、フルーツトマトジュースの無料試飲や、NTT-ME(共催)による農業ICT技術展示会などの開催も予定している。
MR(複合現実)は、現実世界と仮想世界を融合させた技術。次世代のセンサー(ゴーグルなど)や画像テクノロジーを使用して、物理的なアイテムや環境と仮想的なアイテムや環境の両方とやり取りや操作を行う。今回のイベントは、現実の部屋の中で、仮想のトマトを仮想のキャラクターに向かって投げ点数を競うゲーム性の強いもの。またその状況をスクリーンに映し出し、第三者が見ても楽しめるようになっている。
同イベントは、スペインのトマト投げ祭り「ラ・トマティーナ」からインスピレーションを得て企画。スペインの伝統的な祭りを現代的、日本的なアトラクションに変革するイベントを通じて「にいがたとまと」を県内外にアピールし、地域全体の生産者の所得向上をめざす。
曽我農園の「越冬トマト」は、野菜ソムリエトマト選手権で食味日本一を2年連続で受賞。現在は越冬トマトを原料にしたジュース、ケチャップの販売もしている。近年はSNSを通じて規格外品トマトの情報を発信しており、2021年には、本来廃棄して捨ててしまう「尻腐れトマト」(実は一番甘い)に「闇落ちとまと」と命名し、正規品をしのぐ人気となっている。
◎「にいがたMRとまと投げ」開催概要
日時: 6月1日、2日(日)10時~15時
場所: 新潟日報メディアシップ
内容: MRとまと投げ、にいがたとまとの販売
問い合わせ:曽我農園(メール)info@sogafarm.jp、(電話)025-288-6803
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