国産山椒の取り扱い拡大「奈良朝倉山椒」新発売 カネカサンスパイス2024年6月11日
株式会社カネカサンスパイス(大阪市淀川区)は、奈良県五條市で栽培されている国産山椒「奈良朝倉山椒」の取り扱いを開始する。
奈良朝倉山椒
国内の山椒の収穫量は、農家の高齢化の影響で、2015年の1099トンから2021年は503トンと激減。この危機的状況に際し同社は2023年、山椒の持続的な生産に貢献するため、有田川ぶどう山椒の若手農家の支援に乗り出した。この活動がメディアなどに取り上げられたことから、奈良県五條市で朝倉山椒を栽培している萩本農園から直接問い合せがあり、このほど取り扱いを始めることになった。
萩本農園代表の萩本賢一さんは、100年以上続く農園の5代目。子どものころは、農業が好きではなかったが、偶然目にしたお客様からの感謝の手紙がきっかけで、父の減農薬へのひたむきな取り組みを知り、「自分もお客様から感謝される作物を作りたい」と就農することを決意。今回は、「必要最低限の農薬だけで栽培した山椒」を、消費者に顔が見える形で届ける。
奈良県朝倉の山椒農家「萩本農園」の萩本代表
「朝倉山椒」は1912年、植物学者の牧野富太郎氏によって、山椒の新品種「アサクラザンショウ」として登録されたのが始まり。代表的な産地は、兵庫県養父市だが、棘が無く育てやすいこともあり、奈良県のほかにも西日本の広い地域で栽培されている。緑の美しさと、さわやかな香り、すっきりとした痺れが特徴の品種となる。「奈良県産朝倉山椒」(500g)は、5400円(税込、送料込み)。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日