愛知県刈谷市産トマト残渣を利用 大阪・関西万博「にっぽんの宝物 世界大会」で試作品PR2025年5月26日
株式会社ビレッジ開発は、愛知県刈谷市の農業ハウス「次世代型農場でんでん村」を、機能性表示食品うるつやトマトの割れトマトや茎、葉などの残渣を利用する農場にするため、6月に大阪万博で開かれる「にっぽんの宝物世界大会」に出展。刈谷市産のトマト残渣を利用したカレーパンなど試作品をPRする。
ビレッジ開発の農業部門である次世代型農場でんでん村は、株式会社デンソーの技術を応用した農業用ハウス「プロファーム T-キューブ」でミニトマトを栽培している。でんでん村の名前は、デンソーの「でん」、日本デンマークの「でん」、そしてビレッジの「村」に由来。ここで栽培される「うるつやトマト」は機能性表示食品として、リコピンやGABAなどの健康成分を含み、糖度も厳しく管理されており、これまでに複数の食品アワードで受賞するなど品質の高さで評価されている。
でんでん村では、ミニトマトの裂果品や葉・茎などの農産物残渣を活用したアップサイクル事業に取り組んでおり、残渣は発泡酒「白麹トマトサワー」や「うるつやトマトの無水カレーパン」などの商品開発に活用。さらに、トマトの葉や茎を混抄紙として再生し、パッケージや段ボール、パンフレットなどに利用することで、資源の有効活用と環境負荷の軽減を目指している。
大阪・関西万博で開催される「にっぽんの宝物 世界大会2025」では、トマト残渣を活用した商品や混抄紙のPRを予定。また、クラウドファンディングを通じて、さらなる製品開発や国際的な認知拡大を目指す。
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