食品企業の事故対応マニュアル手引き作成-食品産業センター2016年2月8日
(一財)食品産業センターはこのほど「食品企業の事故対応マニュアル作成のための手引き」の改訂版を発行した。
この手引きは平成21年に発行したが、その後の農薬の意図的混入事案の発生やPB(プライベートブランド)食品の市場拡大、新たな食品表示法の施行などの環境変化をふまえて平成28年改訂版として作成した。
改訂版のポイントのひとつがPB食品の食品事故に対する事前の対策。委託者(流通事業者)と受託者(製造事業者)は日常的な情報交換、製品回収の考え方の共有、緊急連絡先や担当者などの明確化を行っておく必要性や、健康被害につながる食品事故発生時には受託者が回収の必要性を示すことが重要だと強調している。
食品防御についても解説。これは事業者が社会的な信頼を得てその使命と責任を全うするための基本的な取り組みであるとして、日常の職場運営、風土づくり、人間関係づくりなどのような身近な課題である「ガバナンス」の強化がもっとも重要であると強調している。
また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)による食品に混入した虫の画像拡散事案が発生したことを受けて、SNSの利用環境が十分整備されていない企業に向け▽ネガティブ情報への対応、▽情報が拡散するおそれがある場合の予防や対応についても整理している。
改訂版はA4伴152ページ。価格は3000円。ホームページはhttp://www.shokusan.or.jp/
重要な記事
最新の記事
-
【報告3】コウノトリがつなぐ地域と農業 JAたじま常務理事 西谷浩喜氏2024年4月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年4月24日
-
タケノコの出荷が最盛期を迎える JA熊本市2024年4月24日
-
有機農業は原発依存症に効く【小松泰信・地方の眼力】2024年4月24日
-
【JA人事】JAびらとり(北海道) 仲山浩組合長が再任2024年4月24日
-
【JA人事】JAいわみざわ(北海道) 引頭一宏組合長を再任2024年4月24日
-
「第20回オフィス防災EXPO【春】」出展 長期保存可能で調理に手がかからない非常食をPR サタケ2024年4月24日
-
福岡で初の体験展示会「アシストスーツEXPOinFUKUOKA2024」開催2024年4月24日
-
東京・大阪のBBQ施設で「ロングライフ牛乳」2万本 GWに無償配布 日本テトラパック2024年4月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」徳島県で阿波踊りを体験 JAタウン2024年4月24日
-
期間限定「牛乳が飲みたくなるあんぱん」新発売『ミルク大臣』寺田心の新CM公開2024年4月24日
-
「応援しよう能登!つながろうこども食堂!こどもの日イベント2024」開催 むすびえ2024年4月24日
-
米ぬか由来ナノ粒子の抗がん作用を確認 東京理科大学2024年4月24日
-
不要な「園芸用土」リサイクル回収の取組を強化 島忠2024年4月24日
-
淡路島で収穫体験「Awaji Nature Lab&Resort」27日から開催2024年4月24日
-
総供給高は7か月連続で前年超え 3月度供給高速報 日本生協連2024年4月24日
-
旬のフルーツ詰め合わせた「母の日ギフト」オンラインショップ「Seika」で販売2024年4月24日
-
各界トップランナーの講義を1冊に集約『北海道未来学』発売 コープさっぽろ2024年4月24日
-
温暖化に対応 パインアップル品質予測モデルを開発 農研機構2024年4月24日
-
3年連続で健康優良企業「銀」健康づくりの取り組みが評価 パルシステム2024年4月24日