転炉スラグによる土壌pH矯正手法 トマト青枯病に効果 農研機構2016年4月1日
農研機構東北農業研究センターは3月16日、トマト青枯病の被害軽減対策として転炉スラグによる土壌pH矯正手法のマニュアルを公表した。
これまで転炉スラグを使った土壌pH矯正手法は「土壌伝染性フザリウム病」の被害軽減効果があることが分かっていた(2015年10月6日の記事参照)。
トマト青枯病は細菌性病害で農薬を使った土壌消毒でも防除が難しく、現時点で完全な抵抗性のある品種などがない。今回、転炉スラグを使った土壌pH矯正手法がトマト青枯病の被害を軽減することがわかり、マニュアルとしてまとめた。マニュアルは、プランターや室内試験、圃場試験の被害軽減事例などが掲載されている。
農研機構のホームページからダウンロードできる。
(関連記事)
・施設栽培ピーマンのアブラムシ被害を防ぐ天敵昆虫の利用技術マニュアル 農研機構 (16.03.31)
・ウンシュウミカンに生活習慣病予防効果 農研機構ほか (16.03.30)
・農研機構と3研究所が統合 4月1日から新「農研機構」がスタート (16.03.02)
・は種作業時間半減 飼料用トウモロコシ 「耕うん同時は種法」開発 農研機構 (16.02.19)
・積雪による温室倒壊を防ぐ対策手引き 農研機構ホームページで (16.02.18)
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日