最優秀賞 28人表彰 平成27年度小・中学生書道・交通安全ポスターコンクール JA共済連2016年2月5日
JA共済連は2月5日、平成27年度の「第59回全国小・中学生書道コンクール」と「第44回全国小・中学生交通安全ポスターコンクール」の表彰式を行い、最優秀賞を受賞した28人を表彰した。
今年度の応募総数は、書道コンクールで139万8475点、交通安全ポスターコンクールで16万4483点で、その中から、大賞の「農林水産大臣賞」「文部科学大臣賞」(書道16点)、「内閣府特命担当大臣賞」「農林水産大臣賞」「警察庁長官賞」「文部科学大臣賞」(交通安全ポスター12点)が表彰された。
JA共済連経営管理委員会の市村幸太郎会長は挨拶で、今回のコンクールの目的について、次代を担う全国の小中学生に相互扶助の気持ちを深めるとともに、ポスターコンクールでは交通安全に対する意識を高めてもらうことと述べ、今年度の応募総数と、受賞者らに祝辞を述べた。
また書道の審査総評を日展理事の新井光風氏が行い、「素晴らしい作品ばかりだった。文化・文字を大切にすることは、世界の文化を理解することに役立ちます」と受賞者らの将来に期待を述べた。
交通安全ポスターの審査総評は多摩美術大学名誉教授の中島祥文氏が行い、「交通事故を防ぐためにどうすればいいのか、真剣に考えてくれたことが伝わり、そのことに意義と大切さがある」とコンクールの重要性について述べた。
◆自分の個性大切に
書道コンクールで農林水産大臣賞条幅の部を受賞した山梨県・笛吹市立境川小学校6年生の宮川ひよりさんは、ブドウや桃の木が並ぶ自然いっぱいの町で育ったと話す。5歳から習字を習っている彼女の書いた文字は、力強い。「(筆の)かすれや、はらったり、はねたりする部分は、自分の個性」だと思っているとし、元気の良さが伝わる部分は大切にしているという。「通っている書道教室で同じ賞を過去に受賞した先輩が2人いて、その人たちを目標にしながら、自分の個性も大切にして練習した。これからも、いただいた賞を自分の自信に変えて、"自分の字"を書き続けていきたい」と意気込みを語った。
交通安全ポスターで文部科学大臣賞を受賞した北海道・せたな町立久遠小学校4年生の藤谷哲心くんは表彰について「やったーという気持ち」と話した。藤谷くんの住む町は、函館から車で3時間かかる場所にあるという。受賞した作品は、町の野球少年団に通うために自転車で走る自分の姿を描いた。初めて賞の受賞を聞いたのは、JA関係で働く親を持つ友人からだったという。「初めて(受賞を聞いたときは)うれしかった」。自転車に乗っていてヒヤリとしたことはないけれど「絵を見て皆が注意してくれたら」と話した。
大賞受賞作品はJA共済ビル(東京都千代田区)2階エントランスで3月31日まで展示される。その他の展示スケジュールは以下の通り。
▽3月18日~31日:赤坂TBSテレビ サカス広場で開かれる、親子を対象にしたイベント「ママサカス」ブースで展示
▽3月14日~20日:交通安全ポスター作品を使った交通安全啓発用ポスターを、東京モノレール「羽田空港第一ビル」「羽田空港第二ビル」の駅ホームで掲出
▽開催時期未定:「楽しい子どもの美術展」に作品貸与(美術館未定)
なお受賞者の氏名や作品については、既報で確認できる。
(写真)挨拶をするJA共済連経営管理委員会の市村会長、表彰される受賞者ら、コンクールイメージキャラクターのキョショーと農林水産大臣賞条幅の部を受賞した宮川さん、コンクールイメージキャラクターのガショーと文部科学大臣賞を受賞した藤谷くん
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