学生が震災復興の力に JA共済連 震災復興の寄附講座2017年4月18日
JA共済連と早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターは2012年から、東北沿岸部の震災復興へのアプローチをテーマに寄附講座を開講し、6年目を迎え、これまで1700人の早大生が受講した。現地実習を通じて、食を起点にした復興支援の提案など、大学の講義の枠を超えた活動を行なっている。
講義は、農村地域の経済と社会について体系的に学び、現地実習では学生自ら被災地に赴き、震災を被った農村地域の問題について考える機会を提供するために設けた。2012年の開講からこれまでの受講生は約1700人に達する。
特に現地実習を中心とする「東北復興まちづくり」講座では、学生の復興支援に対する提言が自治体に採用されたほか、食を起点とした復興支援活動の一環として、被災地域の特産品を大学周辺の飲食店に紹介し、これを活用したメニューを提案する「東北キッチンat早稲田」を開催した。また、地域の現状や課題、現地でのインタビューなどで、5つの実習地域を紹介したリーフレット「おいしいを訪ねて 東北復興のまちづくり」作成した。
2017年も寄附講座を継続する。講義は「農の未来風景」のテーマで期間は4月から9月までの半期。定員400人程度。現地実習は「東北復興のまちづくりー農からの地域創生」のテーマで、4月から2018年3月までの通年。定員40人程度。現地実習では特に、学生による東北の食ブランドの発掘をめざす。
(写真)学生が制作したリーフレット「おいしいを訪ねて 東北復興のまちづくり」
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日