設備投資DIが過去最高値を更新2017年9月28日
日本政策金融公庫(日本公庫)農林水産事業は融資先の担い手農業者を対象に29年上半期農業景況調査を実施した。9月25日に結果を公表した。好況感は継続されている。
農業全体の景況DIは12.0で過去最高だった28年の20.0から8ポイント低下した。
販売単価の低下(販売単価DI:26.1→0.4)と生産コストの上昇(生産コストDI:▲19.1→▲20.9)を背景に収支、資金繰りが悪化し、その結果、景況DIが悪化したとみられる。
ただ、景況DI、収支DI(10.0)、資金繰りDI(9.1)ともプラス値を維持していること、設備投資DIは28年の過去最高値(3.6)を更新し12.2まで上昇していることから、日本公庫では総じて好況感は続いているとしている。
29年通年の景況DI見通しは天候不安から悪化する見込みとなった。通年見通しは28年の20.0より16.7ポイント低い3.3と悪化している。
肉用牛は足元の販売単価の下落を受け景況DIは50.3から▲17.4へとマイナスに転じる見通しだ。稲作は天候不安から北海道で▲4.9から▲19.0へ、都府県で23.6から▲4.7へとマイナスの見込み。 上半期の雇用状況DIは28年の▲33.6とほぼ横ばいの▲34.6となった。他産業との競合などから深刻な労働力不足の状況が続いており、生産者からは設備投資による生産性向上を図り、労働力不足を補うとの声が多く聞かれたという。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日