キャットボンド発行 ESG重視国内初 地震リスク証券化 JA共済連2023年4月28日
JA共済連は4月28日、国内初となる発行体であるJA共済連のSDGsおよびESG投資への取り組みに関する情報開示などを盛り込んだ、キャットボンド「Nakama 2023-1」を発行したと発表した。JA共済連が特別目的再保険会社である「Nakama Re Ltd」と再保険契約を締結し、建物更生共済の地震リスクを同社に移転する。Nakama社がJA共済連の地震リスクを対象としたキャットボンドを機関投資家に発行することで、JA共済連は将来の巨大地震に備えた資金を調達する。
発行金額は額面で2億2500万米ドル(約304億円)。期間は2023年4月~2028年4月(5年満期)。対象は日本国内の地震。利回りはクラス1が2.5%、クラス2が4.0%。
キャットボンドへの投資を行う機関投資家の多くは、発行体の環境問題への取り組みに関心を示しているため、発行の際に(1)JA共済連のSDGsなどへの取り組みに関する情報開示(2)機関投資家より調達した元本はグリーンプロジェクトの支援を行っている欧州復興開発銀行が発行する債券で運用(3)キャットボンド有効期間中にJA共済連が実施したESGテーマ型投資の内容についての情報開示の3点を加えた。
キャットボンドは大災害債とも呼ばれ、災害のリスクを投資家に分散させるために発行され、一定の条件が満たされると元本の減額、償還免除が行われる債権。今回は機関投資家は利回りを受け取ることができるが、定められた支払共済金を超える地震が発生した場合は、償還予定元本の一部または全部が減額されるという発行条件が設定されている。
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